文春新書<br> 韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか

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文春新書
韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか

  • 菅野 朋子【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613472
  • NDC分類 770.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

近年、韓国発のエンターテインメントの世界的な活躍のニュースは毎日のように目に入ってきます。7人組ボーイズグループBTSの国連でのスピーチやパフォーマンス、Netflixドラマ『イカゲーム』や『愛の不時着』の世界的ヒット。髪型やファッションをK-POPアーティストに寄せることも今では珍しくありません。その韓国エンタメ産業の躍進は、実は韓国社会の変化と大きく結びついています。
◎1980年代の民主化運動による「表現の自由」の拡大 ◎1997年アジア通貨危機、IMFショックによる韓国産業界の変化(輸出強化とIT化)。そして2010年以降顕著になった世界のデジタル社会化。こうした社会の変化が韓国のエンタメ産業にどのような影響を及ぼしたのか、本書前半ではBTSをプロデュースしたパン・シヒョク氏や、韓国エンタメ産業界の巨人・CJグループのイ・ミギョン氏など立役者たちのプロフィールを交えつつ、具体的に描かれます。一方、本書の後半では、世界的なビジネスとなった韓国エンタメ界に残る負の面に目を向けます。韓流スターの性接待や、オーディション番組における不正操作。相次ぐ女性スターの自死。こうした問題もまた、韓国社会の変化のなかで、取り上げられ方が変化してきました。とりわけフェミニズムの広がりによる女性の権利意識の高まりは大きなポイントになっています。その他兵役や韓流スターたちと政治との関りなど、韓国のエンタメ界と韓国社会との密接なつながりへの理解が本書によって深まります。
また最終章では日本のエンタメコンテンツが韓国でどのように受容されているかがレポートされます。厳しい現状から、いま日本に求められているものは何かが見えてきます。

筆者は2000年に『好きになってはいけない国』を上梓し、禁じられながらも日本のコンテンツを愛する韓国の若者たちをルポしたジャーナリスト。長く韓国に住み、その社会とエンタメ産業の変化を目の当たりにしてきました。

内容説明

アイドルグループの席巻、テレビドラマの流行、そして国際映画賞の連続受賞。次々と現れる韓国エンタメのトピック。その成功(と事件)は、韓国社会の激変、世界のデジタル社会化と深くつながっていた。在韓ジャーナリストが丁寧に読み解いた。

目次

第1章 「グローバル韓流」のはじまり
第2章 デジタル化の波に乗る
第3章 なぜ韓国ドラマが人気なのか
第4章 K‐POP界のキーマン
第5章 韓国エンタメの次世代戦略
第6章 アンタッチャブルになった韓流スターたち
第7章 悪質リプライと女性嫌悪に苦悩する女性スターたち
第8章 大きくなる韓流スターの政治的影響と「ブラックリスト」
第9章 韓国における日本のエンタメの現実

著者等紹介

菅野朋子[カンノトモコ]
1963年生まれ。中央大学卒業。カナダ、韓国に留学。出版社勤務、「週刊文春」記者を経てフリーに。ソウル在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャーリブ

42
題名のように、K-POPや韓ドラに代表される韓国エンタメがなぜ世界で成功したかが本書の主テーマですが、それ以外に韓国社会のミソジニーの問題、韓国における日本エンタメや日本文学などにも触れられています。「韓流」成功の大きな要因は、韓国の「デジタル大国」化や文化事業の「国策」化であり、その震源は1997年のIMFショックによる危機意識にあるというのが本書の分析です。文学では、村上春樹さんと並んで東野圭吾さんが人気だとか。たしかに登場人物たちの「人情味」が魅力のひとつかもしれませんね。2023/07/26

遊々亭おさる

25
韓国生まれの映画や音楽が次々と日本に輸入され人気を博し、その人気は日本に留まらず世界を相手に通用するエンタメ一大王国となった韓流エンタメ。それは経済危機のピンチをチャンスに変え、デジタル化の波をいち早く捉え適応して世界を見据えてきた戦略の勝利。ことエンタメに関して韓国は日本の背中を追いかける存在ではない。光があれば闇がある。急激な時代の変化に対応出来ずに露になった韓国芸能界の闇は、韓国と同じく儒教の影響を受けてきた日本にとっての他山の石となるか。女性憎悪もネットの闇も性犯罪も日本でも起きていることだしね。2022/04/19

kan

22
やはりIMF危機が大きな契機となったのか。危機感や飢えは人を外に向かわせる好例だと思った。エンタテインメント業界でも、日本はもはやライバルではないと感じているのは産業界と通じるものがあり面白い。ただ、韓国はアイドルに洗練された美や完璧なパフォーマンスを求めるのに対し、日本は(幼稚とか学芸会と謗られても)不完全で未熟なアイドルを共に育て、癒しや共感を求めるため、優劣を判断するのはそぐわない。韓国の本気を知れて面白かったが、ほとんどが個別のニュースのため、体系立てて整理する助けにはならなかったのが残念。2024/09/13

ののまる

8
韓国エンタメに詳しくないのに読みましたw 中国や韓国のエンタメの急成長がすごい。いつまでも日本のことを憧れて追いかけているなどという一昔前の手前勝手な幻想を持ち続けていると、少子化のいま、国内需要でどれだけ生き残っていけるのだろうかと心配になってきます。2022/07/03

もけうに

5
前半は韓国エンタメ史を概観し、エンタメ界における戦略がよくわかり面白い。中盤以降は、韓国の政治史と文化の流れが理解できる。韓国エンタメと政治の動きは切り離せない。1980年代以降、韓国は目まぐるしいスピードで変わっている。濃い内容だが読み易く、あっと言う間に読み終わった。2024/12/09

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