文春新書<br> 無敵の読解力

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文春新書
無敵の読解力

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166613410
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

最強のコンビには何を語ってもらっても面白い。今回は、各章で3~4冊の書籍を参考資料にして、現代社会を縦横無尽に斬りまくる。
まず、第1章のテーマは「人新世から見た仕事術」である。ここでの参考図書は、斎藤幸平『人新世の資本論』、グレーバーの『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」、それから白井聡『主権者のいない国』の3冊。斎藤氏が切り拓いた、新しい『資本論』からの視点と、「クソどうでもいい仕事」から、リモートワークの現在や、仕事そのものと資本主義について考える。
第2章は、「米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か」というホットなテーマを取り上げる。参考書は、ミアシャイマーの記事、レーニン『帝国主義論』、ホブソン『帝国主義論』、マルクス『経済学・哲学草稿』。いま世界が抱えているのはやはり米中対立の問題である。それを読解するには、レーニンの「帝国主義」が最適である。なぜなら、中国がやっていることは帝国主義路線そのものだからだ。この対立を歴史的にどのように捉え、どう対処していくべきかを探る。
第3章では、「なぜオリンピックはやめられなかったのか」を分析する。部分合理性が全体の不条理を招くという意味で、東京五輪は、ガダルカナル戦やインパール戦に共通する。
参考書は、菊澤研宗『組織の不条理』、後藤逸郎『オリンピック・マネー』、ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』、『日本陸軍 作戦要務令』。日本人に特有の病理が浮かび上がってくる。
第4章のテーマは「愛読書から見るリーダー論」。日本の歴代首相、党代表は一体、どんな本を読んできたのだろうか。その結果は、目を覆いたくなるような惨状で、まともに本を読んでいるのは歴代の共産党代表と、中曽根康弘、細川護熙ぐらい。小泉純一郎、枝野幸男、田中真紀子、土井たか子・・・その浅さ、教養のなさに唖然とする。菅前総理が挙げたマキアヴェリ『君主論』にいたっては、二人の舌鋒は火を噴く。日本という国はつくづくと凄い国なのである。
ちなみに参考書は、マキアヴェリ『君主論』と早野透『政治家の本棚』。
第5章では「日本人論の名著を再読する」を論じる。参考書はルース・ベネディクト『菊と刀』、オフチンニコフ『桜の枝』、ライシャワー『ザ・ジャパニーズ』。日本人は外側から見られた日本人論が大好きだ。この三冊が名著と呼ばれるにはそれだけの理由がある。『菊と刀』は戦後日本のグランド・デザインをつくるベースとなった点が重要だ。さらに、外部の視点から書かれた日本人論は、私たちが気づかない点を突き付けてくれる。制度や経済状況などによって変わった点はもちろんあるが、いま、わざわざ読み返してみる価値を詳述する。

内容説明

現代を分析するときに必要とされるのは「読解力」である。そこで役に立つのは古典をはじめとする書物だ。万巻の書を読み卓抜の読解力を有する二人が、仕事論、米中対立、オリンピック、リーダー論、日本人論を縦横無尽に斬る。その無敵の斬れ具合を玩味すること以上の知的な興奮はない。

目次

第1章 人新世から見た仕事論(読解力をつける一番の早道;SDGsは現代版「大衆のアヘン」 ほか)
第2章 米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か(ミアシャイマーの最悪情勢分析;帝国と帝国主義の違い ほか)
第3章 オリンピックはなぜやめられなかったのか(一九六四年の東京五輪との違い;オリンピックというものに抱く幻想 ほか)
第4章 愛読書から見るリーダー論(菅義偉の愛読書『君主論』のインパクト;マキアヴェリズムを駆使する政治家 ほか)
第5章 日本人論の名著を再読する(改めて日本人のことを考えてみる;『菊と刀』とその原型 ほか)

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。73年NHKに入局。94年から11年間にわたり「週刊こどもニュース」でニュースを解説し、人気を博する。2005年NHKを退職、フリージャーナリストとして活躍

佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省で主任分析官。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴。09年有罪確定(懲役2年6カ月、執行猶予4年)。13年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

109
池上・佐藤氏の本を最近注目しています。最新刊のこの本では人新世からみた仕事論、米中対立、オリンピック、愛読書からのリーダー論、日本人論の名著といった観点から対談がなされています。それぞれいくつかの本を話題にして、また各章の最後にはには関連の本を紹介して参考にはなりましたが、少し題名を変えた方がいいと感じました。2022/01/27

kei-zu

27
著者二人の知識のぶつかり合いはもとより、未読の読者へ向けた本の紹介の上手さが楽しい。 写真に人の本棚が写っていると目を凝らしてしまう私ですが、確かにどのような本を読むかに性格や知性は現れてしまいますね(自戒をこめて)。2022/01/08

mintia

23
この本の中で多くの政治家が教養がないとお二人は言っていたが、自分も読書不足を反省した。小泉進次郎構文が話題になっていたが、父親の純一郎氏も浅い感想しか言えず似たもの親子だ。2022/05/07

原玉幸子

23
池上彰はTV番組で芸能人を相手にした解説も、同氏が著す新書も、どうも噛み砕き過ぎる嫌いがあるので、何を今更でしたが、年始に新幹線の中で読む暇潰しの新書には合格でした。新しい資本主義、米中対立、東京オリンピックの今の鉄板に、「ディープ・ステート」や「メリトクラシー」、政治家の教養の無さ他、冷笑皮肉の面白さもありました。佐藤優が相手だと池上彰もそれなりのジャーナリストの精神を発揮するのか(やれば出来るんだ)と思った次第。ただ、本書の推奨本はちょっと中途半端な印象。(◎2022年・春)2022/02/03

もえたく

22
博覧強記の二人が古典をはじめとする書籍を通じて仕事論、米中対立、オリンピック等について語り尽くす対談集。読解力を身に付ける方法より、身に付けると物事をここまで深掘りして分析できる事を教えてくれる新書でした。特に、学術書を読むような政治家が居なくなった事を論ずる「愛読書から見るリーダー論」、度々流行る日本人礼賛論を読み解く「日本人論の名著再読」が興味深かった。 2022/11/21

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