内容説明
歌手、俳優として幅広く活躍する著者が、五十歳から書き始めたノート。本から学んだこと、人との出会い、身体との向き合い方…。古希を越えてもなお第一線で活躍し続ける秘訣がそこに。
目次
オナン君とマナー
学問ノススメ
仕事の流儀
晴耕雨読1
英文日記
あべこべ言葉
なくて七癖
仕事の流儀・なかにし礼
自虐の系譜
あの素晴しい愛をもう一度
糸と衣
素手のてっぽう
野球カードの人たち
晴耕雨読2
合気道修行
誤解力養成講座
極意をめざして
年老いた男1
年老いた男2
ウェノムとジャポニズム
コロナの日々
著者等紹介
武田鉄矢[タケダテツヤ]
1949年福岡県生まれ。歌手、俳優。1972年に『海援隊』のボーカルとしてデビューし、「母に捧げるバラード」「贈る言葉」などヒット曲を多数生む。俳優としても活躍し、映画「幸福の黄色いハンカチ」などに出演、ドラマ「3年B組金八先生」は30年を超える人気シリーズとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
7a
8
同じことを繰り返すようで内容はくどく、好まれる書物や趣味も偏りがあり、幅のある内容ではなかったものの、その分余計な編集をしていない武田さん本人の本当の言葉なのだな、と信じられる。武田さんの口語体で綴られる文章はあの穏やか且つ熱意ある声で語りかけられているよう。「ふたりが同じところで間違ったというのも愛と呼べるのではないか」という記述が心に残った。長年連れ添う二人は価値観の相違など当たり前でそれを見ないふり(許すことが)できるのが愛なんだろうな。2021/02/17
大先生
5
なんとなく手に取った一冊でしたが、なかなか面白い本でした。武田鉄矢さんが、内田樹先生の大ファンだとは知りませんでしたね。本書の内容も3〜4割くらいは内田先生絡みです(笑)六十代から合気道まで習い始めたとは…凄いです。直前に読んだ北山修氏の話があったり、偶然手に取った本ですが、なんとなく運命めいたものを感じましたね。「自虐の系譜」という話の中で、【他人を批判して自己肯定しているつもりかもしれないけど、呪いは自分にも伝染する。若者よ、バカに戻ろう。若者よバカチンたれ!】と書かれているのが印象に残りました。2023/06/30
みみりん
4
ラジオ深夜便のトークで興味を持って読んだ。なかにし礼の詞の言葉に込める思いを戦争中の壮絶な少年時代の体験から生まれたものだと紹介している。尊敬している司馬遼太郎、内田樹の著書の中から著者が心に刻んでいる文章を多く引用。2021/02/20
kimoiue
2
テレビ番組で阿久悠の事をくどくどと語ってる武田鉄矢をまるで汚いものでも見るかのような目で見ていたアイドルだかタレントだかの若い女のことを思い出した。2023/07/03
見ぇーた
1
文化放送「今朝の三枚おろし」で述べていたことが書かれている。崇拝する内田樹に影響された合気道。崇拝する白川静由来の漢字のなりたち。理解困難な理屈っぽい考え方。それらに溢れた好書。2024/03/21