文春新書<br> なぜ必敗の戦争を始めたのか―陸軍エリート将校反省会議

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文春新書
なぜ必敗の戦争を始めたのか―陸軍エリート将校反省会議

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  • サイズ 新書判/ページ数 317p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166612048
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

和平か開戦か――太平洋戦争開戦直前に陸軍は何を考えていたのか。中堅将校たちが明かした本音とは。巨大組織の内幕が見えてくる。

内容説明

陸軍参謀たちによる幻の座談会があった。雑誌『偕行』に掲載された「大東亜戦争の開戦の経緯」が初の書籍化。なぜ無謀といわれるアメリカとの戦争に突入したのか、陸軍中枢にいたエリートが真実を語り尽くす。昭和史の第一人者、半藤一利氏による書き下ろし解説付き。

目次

第1章 三国同盟―積極的ではなかった陸軍
第2章 北部仏印進駐―海軍とのかけひき
第3章 南部仏印進駐―アメリカの反応を見誤る
第4章 独ソ開戦―「北進」か「南進」か
第5章 御前会議―まだ開戦に慎重だった陸軍
第6章 東条内閣の成立―開戦への決意
第7章 対米開戦―いかにして戦争を終わらせようとしたのか

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年生まれ。作家。文藝春秋に入社し、『週刊文春』『文藝春秋』などの編集長、専務取締役を歴任。昭和史研究の第一人者として知られ、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

45
○南部仏印進駐を海軍が強引に進めたことや戦略眼がない開戦、陸軍をリードした中堅将校たちのまとまりのなさがよくわかります。私は元々海軍は善玉と思っていないので頷ける部分も多いですが、座談会参加者があまりにも海軍のせいにしているようにも感じました。もう無理ですが陸海軍混成で座談会をすれば良かったのではと思いました。(喧嘩になるだけかも知れませんが)2023/02/22

kawa

41
元陸軍エリート将校による大東亜戦争の反省会議を書籍化。編・解説者の半藤氏の手元にあった資料が世に埋まれることを危惧しての発刊とのこと。専門的な内容でなかなか手ごわいのだが、例えば、アメリカとの開戦の可否、短期戦か長期戦か、戦いの収拾案、戦争資源が続くか等、陸海同床異夢があからさまでため息ものの記述がてんこ盛り。世に言われる陸軍悪玉・海軍善玉論も実相はかなり異なるよう。こんな杜撰な見通しで命を落とした何百万人の人々の犠牲をどのように思うのか。「人の命は地球より重し」という意識は戦後のある時期からか。(続く)2019/05/02

Isamash

40
1976年に掲載された陸軍幹部の座談会をまとめたもの。編・解説が半藤一利氏で2019年発行。海軍強硬派の存在に光が当てられてる。具体的には第一委員会の岡敬純少将及び石川信吾大佐を中心とする山口県出身の海軍ドイツ留学組。彼らが独快進撃に呼応し北部仏印進駐を推し進め、その結果米国に石油輸出を禁止され日米戦が止められなくなったと陸軍悪玉説への異論が述べられていた。岡、石川という名前は初耳で、海軍にドイツ留学組がいて彼らが力を持つということ自体が不思議に感じた。海軍でそもそも英米よりドイツに学ぶべきものがあった?2023/11/19

り こ む ん

36
ほとんどが鬼籍に入っている今…最近、特にこう言う本を読むと感じる。説明責任…犯人探しがしたいのではない…そもそも、犯人は居ないのは分かっている。だからこそ…当時、その時に何をしたのか?しなかったのか?を知りたいのだ。機密は焼却され、その中心にいたものは死罪となり…責任と称して自害した…藪の中…聞きたくとも聞けない…黙して語らず墓場に持っていった人々…聞きたいことが山ほど有る。本書を読んでいるとその場にいたならば…と感じて仕方がなかった2019/04/19

skunk_c

34
戦後30年たったころの陸軍高級将校達の「反省会」に、著者が解説とあとがきを添えたもの。これを読むと、陸軍の海軍不信感の凄まじさがにじみ出ている。もちろん「陸軍悪玉、海軍善玉」が人口に膾炙している時代ゆえに、それに対する反論もあろうが、これだけ仲の悪い軍隊がまともな戦争をできるわけがない。山本五十六もこき下ろされているが、著者が弁護するのがらしいというか。反省と自己弁護がない交ぜになっているがこれらも史料にした加藤陽子氏や森山優氏の著作と併読すると、無謀な戦争突入が立体的に見える。しかし何という戦略のなさ。2019/03/06

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