文春新書<br> 日本プラモデル六〇年史

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文春新書
日本プラモデル六〇年史

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166611973
  • NDC分類 507.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ウォーターライン、ガンプラ、ミニ四駆、ガレージキット…豊富な写真で振り返る、皆がハマった憧れのプラモデルの誕生から現在まで。日本でプラモデルが誕生してから、今年(2018年)でちょうど60年。プラモデルも還暦を迎えたことになります。

ということは、ほとんどすべての日本男子は、プラモデルの影響下で育ったことになるのです。

50代なら、喫水線のところまでしかない「ウォーターライン」シリーズを夢中で作ったでしょうし、少し下の世代なら、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)にはまった人も多いでしょう。さらに下なら、ガレキ(ガレージキット)という言葉もご存知かもしれません。

この素晴しきプラモデルの誕生から現在までを、産業史、文化史の側面から編年体で丁寧に解説したのが本書です。

登場するプラモデルはすべて代表的な写真を掲載。「あ?! これ作ったことがある!」という叫びがあちこちであがること請け合い。

プラモデル界のレジェンド、タミヤの田宮俊作会長の特別ロング・インタビューも付いています。

ちなみに、「ウォーターライン」シリーズはどこのメーカーの商品か知っていますか? 周囲に聞くと、「タミヤでしょ?」「いや、アオシマでしょ?」と答えがまちまち。じつは、このシリーズは静岡に本社を置く、プラモデルメーカー4社が合同で発売したシリーズ。もともと、連合艦隊をプラモデルで再現して、並べて楽しむという目的で作られたのですが、数百隻ある連合艦隊を1社で金型から作るのは企業体力からして無理。そこで4社がそれぞれ人気艦艇を分け合って、同じ縮尺で作って発売したのです。この協業の精神が、今日まで続く息の長いシリーズを生みました。

プラモデルのすべてが詰まったおもちゃ箱をお楽しみください。

小林 昇[コバヤシ ノボル]
著・文・その他

内容説明

昭和三十三年、国産プラモデルが産声を上げた。以来六十年、プラモデルは常に少年の夢であり続けた。パンサータンク、ウォーターラインシリーズ、ガンプラ、ミニ四駆、ガレージキット…。豊富な写真で解説する僕らの憧れの過去、現在、そして未来。

目次

第1章 国産プラモデル誕生
第2章 プラスチックモデル、第一期黄金時代へ
第3章 スロットレーシングの隆盛と初めての蹉跌
第4章 時代を画するプラスチックモデルの誕生と世界への進出
第5章 オイルショックを乗り越えて
第6章 「ガンプラ」の誕生と多様化するプラモデル
第7章 プラスチックモデル界の大ヒット、ミニ四駆
第8章 様々に進化するプラモデル
第9章 「静岡は模型の世界首都」

著者等紹介

小林昇[コバヤシノボル]
昭和32(1957)年、神奈川県に生まれる。大学卒業後、出版社に勤務。現在、フリーランスのライター、編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

85
昭和33年初のプラモデルが世の中に出てから60年。現在に至るまでのプラモデル史。プラモデルそれはプラスチックとその加工技術の歴史でもあることを知った。プラモデル、子供の頃よく作ったなー。どれもまともに完成しなかったけど。小学校の同級生にプラモデル作りの上手い子がいていつも感心していたのを思いだした。今思うとパーツを組む前にヤスリ掛けやバリ取りのような下準備が大事だったのだなあ。今プラモデルはファミコンやカードゲームに押されているようでメーカーも厳しいらしい。図書館本2019/02/13

bura

64
2018年に発行されたプラモデル誕生60年史。作者の小林昇氏は「田宮模型の仕事」と言う名著があり、とても興味深く読んだ記憶がある。この本は国産プラモデルの誕生から始まり、サンダーバードや怪獣物の大ヒット、タミヤの躍進、ガンプラ、ミニ四駆、美少女フィギュアやエヴァンゲリオン、食玩、そしてプラモデルの今後を、時系列的にプラモ愛を込めて書き綴った一作である。随所に当時の写真があり楽しめる。マルサンが初めて発売した「ゴジラ」プラモの箱写真(キンゴジ)に萌えた幼き自分を思い出し、懐かしかった。2023/03/26

Koichiro Minematsu

44
プラモデルといえばタミヤ。プラモデルは少年時代の新しい楽しみ、まさしくファンでした。ブロック→工作→プラモデル→ガンプラという過程で育ちました。自粛生活が続くことにもなりそうで、創作気分が上がりました。2020/04/11

slider129

39
雑誌を漁りに立ち寄ったTSUTAYAで見つけて、後ろの年表にイマイのロボダッチが載っていたので迷わず購入(笑)。昭和40年男の自分としては、幼少期からの記憶を辿るような読書で楽しめました。サンダーバードは2号を何回作ったか覚えてないほどだし、小中高と田宮のMMはよく作りました。子供の頃は近所に何件かプラモデルだけ売っている模型屋さんや、近くの商店街にはおもちゃ屋があるそんな時代が、いつの間にか遠い思い出となりました。今の仕事のパタンナーも物作りと言う事では、案外と子供の頃のプラモ作りが原点かも知れないな。2019/05/30

緋莢

15
図書館本。昭和33年(1958年)、マルサンが発売した「ノーチラス号」。これが日本最初のプラモデルとなった。2018年までの60年の歴史を書いています。スロットレーシングが大ブームを起こすも、ブームが去った後に倒産するメーカーが多かった、放送終了後に発売するも売れ行きはあまり良くなかったが、「ザク」が発売されてから売れだしたガンプラ、メディアミックスで大ブームとなったミニ四駆などが取り上げられています(続く2019/08/12

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