文春新書<br> AIが変えるお金の未来

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文春新書
AIが変えるお金の未来

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166611935
  • NDC分類 338
  • Cコード C0295

出版社内容情報

いま私たちは金融史の転換点にいる。人工知能、仮想通貨、キャッシュレス化。この社会の行き着く先を、徹底した現場取材から探る。いま「お金」の現場で何が起きているのか。

すさまじいスピードで変化している状況をリアルに伝える。



デジタル革命がもたらしたフィンテック--AI(人工知能)を利用したビッグデータ分析、仮想通貨、中央銀行が発行するデジタル通貨、進むキャッシュレスレス化など--は、私たちの生活を大きく変えつつある。



仮想通貨がブームとなり、各国の中央銀行はデジタル通貨の発行を検討している今、世界では現金が消えつつある。キャッシュレス大国のスウェーデンや中国では、すでに現金を使う機会は激減している。



現金は消え、「お金」はデジタル情報となってネットの世界を駆け巡っている。

スマホとインターネットを通じて常に誰かとつながる時代、個人のあらゆる購買や行動は記録され、そのデータを企業が奪い合う時代に突入した。



こうした変化は必然的に銀行や保険会社のビジネスモデルにも大きな影響を与えている。

もはや銀行の競争相手はプラットフォーマーだ。単純な事務作業はロボットが担う時代、銀行員の本当の仕事とは何か。

保険会社もデジタル化によってビジネスモデルが変わってしまった。もはや「まさかのときの保険」という時代ではない。



いま「お金」の世界で何が起きているのか、そして未来はどうなるのか。経営者、投資家、金融関係者、学識者ら100人以上の取材をとおして、いま私たちが置かれている状況を描き出す。

坂井隆之・宮川裕章+毎日新聞フィンテック取材班[サカイタカユキミヤガワヒロユキマイニチシンブンフィンテックシュザイハン]
著・文・その他

内容説明

AIに代表される急速なデジタル技術の進歩により、銀行、保険会社などはビジネスモデルの変革を余儀なくされている。そして、お金そのものが変わりつつある。仮想通貨、デジタル通貨の発行、消えつつある現金…歴史の転換点にある「お金」の今を徹底取材し、未来を探った。

目次

第1章 AIに分析される私たち
第2章 メガバンクを脅かすフィンテック
第3章 ITが変える保険業界
第4章 仮想通貨狂騒曲
第5章 キャッシュレス覇権
第6章 国家が発行するデジタル通貨
第7章 フィンテックの「影」

著者等紹介

坂井隆之[サカイタカユキ]
毎日新聞経済部副部長。1998年入社。経済部で日銀、財務省などを担当後、2012年~16年、欧州総局(ロンドン)特派員として欧州経済を取材。16年から経済部日銀キャップ

宮川裕章[ミヤガワヒロアキ]
毎日新聞経済部記者。1997年入社。社会部を経て2011年~15年、パリ特派員として原発、移民、戦後処理などをルポ。帰国後、経済部で経産省、日銀などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

86
表題に期待したのですが、新聞記者によるメガバンクなどの現在のフィンテックなどに対する実際の状況の後追いなので少し物足りなく感じました。メガバンクの言っていることを鵜呑みにしていて最近の新聞記者やマスコミがだめになってきている状況がわかるような気がしました。みずほとソフトバンクが出資したJ-Scoreなども裏を考えていないのでしょうか?他のメガの様にサラ金の子会社を持っていないのでそこのマーケットをとりもれないように作ったとか。要するに銀行のカードローンを断られた顧客用なのにいかにもきれいごとを言っています2019/03/14

大阪魂

48
むちゃ勉強になった!この本でたん3年近く前やから、もうだいぶ状況変わってしもてるんやろけど、それでもいまもホットな話題のデジタル通過とか仮想通貨、キャッシュレスなんかを結構網羅的に、経済にあんまり強ない印象の毎日新聞の取材班の方やからからこそ?素人にもわかりやすくまとめてくれてはるから、ほんま勉強なった気する!堅いとおもてた銀行とか保険会社なんかも、いままでどおりの仕事の仕方ではもうGAFAとか楽天とかのIT企業におされて生き残られへんよーになってきてるんやもんね…AIとかフィンテックとかもっと勉強しよ…2021/07/31

tetsu

15
★5 イーコマースなど日々蓄積される個人情報のビックデータをAIで分析した新たなサービスが登場している。 それらのサービスの明暗や、キャッシュレス化する未来、デジタル通貨の可能性、メガバンクの抱える苦悩、ITが変える保険の概念など。 毎日新聞フィンテック取材班の緻密な取材がベースで、広範囲でわかり易く読みやすい内容です。 ちなみに、趣味でテニスをしてますが、レンタルコートの清算は、個人間のPayPayです。通勤など移動はsuicaだし、コンビニではnanacoで、すっかりお金に触れることがなくなりました。2021/07/18

ワンモアニードユー

8
経済部主体の記者が書いてるので、IT的な視点ではほぼ噛みごたえがなく、的はずれな記載も目立ちます。若手主体だからなのでしょうか、本体の経済色のところもうわすべりの上っ面しか見ていない文体。しかし、いま金融に起こっている変革をざっと俯瞰するにはちょうどいい。関係者や識者の意見を数多く載せていますが、記者の意見が薄っぺらいので、流されずにそのまま読めます。そういう人たちもたまに「何言ってるの?」という意見だったりすることに気づける。ざっと眺めるにはいい本だと思う。2019/01/12

suzuki

7
毎日新聞取材班による、2018年までのフィンテック事情まとめ。 ほとんどAI絡んでなくてタイトル詐欺な印象はあるが、興味深い内容ではあった。 キャッシュレスが最も進んでいるスウェーデンの現金利用率が2%であるなどは驚きの情報であったし、政府・中央銀行によるデジタル通貨発行に関する考察が一番面白かった。2021/12/16

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