出版社内容情報
博学無双の二人が、幕末から太平洋戦争までの「日本の最も熱い時代」を徹底討論。「日本とは何か」「日本人とは何か」が見える!
内容説明
博学無双の黄金タッグが幕末から太平洋戦争まで「日本の最も熱い時代」を縦横無尽に徹底討論。激動の世界史のなかで「日本とは何か」「日本人とは何か」、そして今を生きるヒントが見えてくる!
目次
第1回 黒船来航とリンカーン
第2回 西郷と大久保はなぜ決裂したのか
第3回 アジアを変えた日清戦争、世界史を変えた日露戦争
第4回 日米対立を生んだシベリア出兵
第5回 満州事変と天皇機関説
第6回 二・二六事件から日中戦争へ
第7回 太平洋戦争 開戦と終戦のドラマ
第8回 憲法、天皇、国体
著者等紹介
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年北海道生まれ。歴史学者。明治大学特任教授、東京大学名誉教授。北海道大学卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員、東京大学大学院教授などを歴任。著書多数
佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了。元外務省主任分析官。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
35
○日本近代史を世界史の視点を入れながら解説しています。オーソドックスなアプローチをしていて大変わかりやすいです。「日中戦争に日本を引っ張っていったのは陸軍ではなく外務省と海軍である」という話は常日頃から思っていた話でしたので頷けました。2024/10/05
kawa
32
日本の近代史に関して初耳項目が多数、これは凄い本だ。佐藤氏の著作集はいつも気になるのだが、対談者の山内昌之氏もそれに負けていない。敗戦の原因を何となく軍部に擦り付けてきた戦後。しかし外務省の責任も大きいことが本書で明らかとなるし、戦前の軍部の高級将校の道徳観の無さに関する記述も衝撃的。戦後教育が批判されるが、問題はそれ以前にあることを示唆している。話半分としても、日本の近代史を考えるときに、不可欠な良書だと思う。佐藤さんのあとがきは冒頭に持ってくるべきだ。2018/01/07
kawa
30
(再々読)やってしまった。2回読了済みなのにブックオフでまた購入、悔しくて再々読。が、「日本史を世界史との絡みで総合的判断」のコンセプトが実に面白い。4度目をなくすために(あるかも知れない…)、メモをコメントに残す。2022/07/19
サトシ@朝練ファイト
28
山内氏の作品を読んでみたくなりました。2018/08/07
kawa
26
(再読)黒船来航以降の日本の近現代史を世界史との関わりで論ずる。面白いのだが、再読でも、奥が深すぎて消化しきれない。また、近いうちに再々読か?直前に映画「日本のいちばん長い日」を見たこともあり、初読で印象的だった太平洋戦争前後の外務省の功罪の部分が興味深かった。2018/08/15
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