出版社内容情報
日本の言葉の大量死が始まった! 昭和の時代まで生き生きと使われたあの言葉は今どこへ。『文藝春秋』の人気コラムが待望の新書化!「昭和は言葉の冷蔵庫だった」――著者の鴨下信一さんは、そう言います。古くは平安・鎌倉、そこまで大げさでなくとも、明治・大正の言葉は、昭和の時代までは、生き生きと使われて続けていました。それが平成に入って、言葉はどんどん「大量死」しています――。
「昭和がそんなに誇るべき文化史的価値があると強弁するつもりはないが、崩れるまえに記録だけでも遺して置きたいと思う」(「あとがき」より)
2006年6月から2016年7月まで月刊『文藝春秋』に連載された人気コラム「昭和のことば」が待望の新書化です! 「巴里」「大衆」「抒情」「松竹梅」「出世」「プロマイド」「帰国」「口笛」「もとい」「邦題」「口に入れるもの」……どこか懐かしい、これらの言葉は、今、存続の危機に瀕しているのです。
懐かしく、ささやかだが愛すべき、あの言葉がここにあります。崩れ去る「昭和」の記録の決定版です!
鴨下 信一[カモシタ シンイチ]
内容説明
日本語の大量死が始まった!昭和の時代まで、生き生きと使われていた、あの言葉、この言葉は、いったいどこへ消えたのか―。噛みしめると味が出てくる、ささやかだが、愛すべき言葉たちの記録。
目次
1 ああ、これは“昭和のことば”だ
2 これも“昭和のことば”だ
3 「気持」と「情」の“昭和のことば”
4 地名・人名も“昭和のことば”だ
5 卑しい言葉・嫌な言葉というのはない
6 噛みしめると昭和の味が出てくる
7 断片のような言葉を捨ててはいけない
著者等紹介
鴨下信一[カモシタシンイチ]
1935年、東京生まれ。58年、東京大学文学部美学科を卒業後、東京放送(TBS)に入社。現在、TBSテレビ相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
華形 満
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Kentaro
劣リーマン(備忘録)