出版社内容情報
どうすれば、やりがいのある仕事に出会えるのか? 商社マンとして世界を見る眼を鍛えてきた著者が「働くこと」の極意を伝授する。
やりがいのある仕事に出会えない。そもそも働くことの意義を見いだせない。仕事をめぐる悩みを抱える人はますます増えている。これから就職する学生も今、働いている社会人も働く目的についての羅針盤を失っている。
そこで、長年、商社マンとして世界で活躍してきた寺島実郎さんがグローバル時代のなかで役に立つ「働く」ことをめぐる新しい羅針盤を悩める学生、社会人に向けて語る。
寺島さんが自らの体験から重要視するのは、「ツトメ」と「カセギ」を両立させること。「ツトメ」とは社会的な貢献を果しながら、自分のやりがいも得られる仕事。「カセギ」とは経済的な自立をかちとるためにする仕事。
この二つを両立することが、今や非常に難しくなっている。
どうすれば、両立できるのか。その問題を寺島さんが自分の体験を振り返ることで、読者とともに考えていく。まず、「自分探し」などせずに、まず社会に向け、自分を開き、何かしらの仕事に自分を埋没させてみよう。その体験を通して、「自分」が見えてくるはずだ。
正しい時代認識なくしては、「人生のマネージメントはおぼつかない」。
IT革命の意味、シェールガス革命から始まる新しいエネルギー地図、第6次産業としての農業の可能性、技術力を高めずして日本は生き残れない、アジアが世界の中心になる
、など、これからの世界の見方も伝授する。
内容説明
サービス業の増加、分業化・効率化、グローバル化、IT革命の果てに、私たちは「自分が納得のいく仕事」を見つけにくい時代に生きている。では、どうすれば生き生きと働くことができるのか?世界を舞台にビジネスの最前線で活躍してきた論客が渾身の力で、その問いに答える。
目次
第1章 働く意味を問う
第2章 創造的に働くフロントランナーに学ぶ
第3章 わが人生を振り返って
第4章 新しい産業社会への視線―時代認識への示唆
第5章 企業の見極め方
第6章 人は何のために働き、そして生きるのか
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年、北海道生まれ。73年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産に入社。調査部、業務部を経て、米ブルッキングス研究所に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産業務部総合情報室長、三井物産戦略研究所所長などを歴任。現在は日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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