出版社内容情報
フランス人裁判官アンリ・ベルナール。インドのパル判事らと並び、東京裁判の最終判決に異議を唱えた孤高の裁判官の知られざる実像。
内容説明
インド代表のパル判事らと並び、東京裁判の最終判決に異議を唱え続けたフランス人判事、アンリ・ベルナール。その存在を見過ごされてきたのはなぜか。連合国の正義原則に真っ向から立ち向かった反対判決文、孤高の生き様を辿りながら紡ぐ、もう一つの東京裁判史。
目次
第1章 忘れられたフランス人判事(サルコジの来日;国益と栄誉 ほか)
第2章 「神の法」とは何か(東京を拘束するニュルンベルク;管轄権動議 ほか)
第3章 正しい戦争、不正な戦争(難航した判事指名;たまたま東京へ ほか)
第4章 「判定は正当なものではあり得ない」(予審の必要性;レーリンクの弱さ、パルの過ち ほか)
著者等紹介
大岡優一郎[オオオカユウイチロウ]
1966年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後の91年、NHKにアナウンサーとして入局。フランス・リヨン第三大学大学院にて国際政治学を専攻後、96年にテレビ東京に移る。主に報道番組のキャスターを務め、現在は編成局アナウンス部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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