文春新書
同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608447
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0247

出版社内容情報

古今東西の事例や本邦初公開を含む学説から「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスに挑む。

内容説明

三島由紀夫、オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで。古今東西の事例や本邦初公開を含む学説から「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスに挑む。

目次

第1章 男性同性愛者は超男性か、超女性か(まずはペニスサイズを測定する;女性ホルモンに、女性的に反応する脳;「今夜、いっしょに過ごしませんか?」―スラッシュ小説とボーイズ・ラヴ;汗の“匂い”は性フェロモン?―三島由紀夫と聖セバスチャン)
第2章 遺伝子(双子の兄弟の一方が同性愛者なら他方は?―ベイリー&ピラードの調査;どうやって同性愛遺伝子を増やすのか―ヘルパー仮説を検証する;同性愛の世界史―同性愛は本来、どんな社会でも当たり前だった;同性愛遺伝子はどこにある?)
第3章 脳(男と女:右か左か?;触れ合うだけで幸せになれる―愛と癒しのホルモン:オキシトシン;脳を調べる)
第4章 謎が解けてきた!(天才たちとエイズ禍―オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで;なぜ兄の数が多いのか―ブランチャードとボガートの調査;同姓婚の開拓者たち;プラクティス仮説―セックスには練習が必要だ;いよいよ本命仮説登場!)

著者等紹介

竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな!』(第8回講談社出版文化賞科学出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

my本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

32
面白かった。遺伝子とか脳とかホルモンとか、いろいろな側面から同性愛についての考察が紹介されている。調査結果とかが文字情報じゃなくてグラフとかの視覚化されていればもっとわかりやすかったなぁ。今回、急いで斜め読みでしたが、またじっくり読んでみたい。少し前(2012年出版)なので、新しい説なども出てるかな。それも踏まえたものがあればまた読んでみたい。2018/08/30

香菜子(かなこ・Kanako)

31
同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか。竹内久美子先生の著書。同性愛や同性愛者への理解が少しずつとはいえ高まっている中で、誰しも同性愛や同性愛者と直接的に向き合う機会も増えてくるはず。多感な思春期の子供たちと接する機会が多い学校関係者、教育関係者にとって読む価値がある一冊です。2018/10/06

金吾

20
脳や遺伝子から同性愛にアプローチしています。著者が考えようとしていた契機やデータから導き出した結論に確かにそうなのだろうなと感じました。2024/07/30

ムック

19
読友さんの感想が気になっていそいそと購入。ほほー、面白かった~!男性脳と女性脳、ホルモンの関係性などから同性愛の謎を紐解いていく。実際に被験者を集めた実験に基づいてるので信憑性も高く勉強になりました。興味深かったのは三島由紀夫とフレディ&ジムの話、そういえばフレディの本がうちにあったな…今度読んでみよう。2012/02/06

shiman

14
異性愛者よりも親族と疎遠であるというデータ結果から「ヘルパー仮説」が怪しくなっているとか、フレディと最後の恋人のエイズ経過の下くだりとか、久しぶりに読むとちょっと目新しいことも書いてあって面白い。ブルボンヌさんの「クルマのハンドルの遊び」発言奥深し。2019/05/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4597864
  • ご注意事項

最近チェックした商品