出版社内容情報
古今東西の事例や本邦初公開を含む学説から「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスに挑む。
内容説明
三島由紀夫、オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで。古今東西の事例や本邦初公開を含む学説から「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスに挑む。
目次
第1章 男性同性愛者は超男性か、超女性か(まずはペニスサイズを測定する;女性ホルモンに、女性的に反応する脳;「今夜、いっしょに過ごしませんか?」―スラッシュ小説とボーイズ・ラヴ;汗の“匂い”は性フェロモン?―三島由紀夫と聖セバスチャン)
第2章 遺伝子(双子の兄弟の一方が同性愛者なら他方は?―ベイリー&ピラードの調査;どうやって同性愛遺伝子を増やすのか―ヘルパー仮説を検証する;同性愛の世界史―同性愛は本来、どんな社会でも当たり前だった;同性愛遺伝子はどこにある?)
第3章 脳(男と女:右か左か?;触れ合うだけで幸せになれる―愛と癒しのホルモン:オキシトシン;脳を調べる)
第4章 謎が解けてきた!(天才たちとエイズ禍―オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで;なぜ兄の数が多いのか―ブランチャードとボガートの調査;同姓婚の開拓者たち;プラクティス仮説―セックスには練習が必要だ;いよいよ本命仮説登場!)
著者等紹介
竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな!』(第8回講談社出版文化賞科学出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価