出版社内容情報
昭和の裏話から今まで明かせなかった家族の秘密まで手練れの掌篇がギッシリ。笑い泣きにもらい泣き、浮世の垢もスッキリ落とせます。
内容説明
これぞ手練れの名人芸。贅沢な書き下ろし掌編が40本ギッシリ。ときにもらい泣き、ときに破顔一笑、本物の文章に酔う至福のひとときを。
目次
1 (投げ忘れた花束(徳岡孝夫)
はみ出した人々の記録(中野翠)
M・モンローの挨拶(徳岡孝夫)
動きもないし、心理もない(中野翠)
大学町の夜(徳岡孝夫) ほか)
2 (子どもの頃に泣いた話(中野翠)
油壷から抜け出た役者(徳岡孝夫)
汚濁の中の光(中野翠)
速く旅する者(徳岡孝夫)
後先を考えられない男(中野翠) ほか)
著者等紹介
徳岡孝夫[トクオカタカオ]
1930年大阪府生まれ。京都大学文学部英文科卒業。毎日新聞社に入社。ベトナム戦争中には東南アジア特派員。30年間にわたり「諸君!」巻頭に「紳士と淑女」を執筆。主著に『五衰の人―三島由紀夫私記』(第10回新潮学芸賞)、『横浜・山手の出来事』(第44回日本推理作家協会賞)など。1986年、菊池寛賞受賞
中野翠[ナカノミドリ]
1946年生まれ。コラムニスト。早稲田大学政経学部卒業。出版社勤務を経て文筆業へ。社会・事件に関する独自の鋭い批評や、映画や本、落語に深い造詣を持つことで知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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