出版社内容情報
両戦争の陸戦・海戦の知られざるエピソードを満載。乃木は名将か愚将か、司令官の器量とは、日本海海戦の真実など白熱の大議論。
内容説明
乃木希典は本当に愚将だったのか「智謀湧くが如し」秋山真之の弱点とは?戊辰戦争の生き残りが見せた勇猛果敢東郷ターンは偶然だった?明治期の陸・海軍、歴史に精通した五人が日清・日露両戦役の真実に迫る。乃木愚将論について意見を戦わせ、作戦を検証し、司令官・参謀たちの知られざるエピソードを披露する。昭和の失敗、平成のリーダー論にもつながる白熱の議論。
目次
第1章 国民戦争としての日清戦争
第2章 日露開戦への道
第3章 鴨緑江の戦いから黄海海戦へ
第4章 遼陽、二〇三高地の死闘
第5章 陸上決戦の地、奉天へ
第6章 日本海海戦の真実
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930(昭和5)年東京生まれ。作家。東京大学卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『昭和史』戦前篇・戦後篇(毎日出版文化賞)など
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。歴史学者。東京大学卒業後、大蔵省入省。ハーバード大学、コロンビア大学留学を経て防衛研修所教官、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。平成5年度の菊池寛賞受賞
原剛[ハラタケシ]
1937(昭和12)年香川県生まれ。軍事史研究家。軍事史学会副会長。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。防衛大学校、陸上自衛隊幹部候補生学校などの教官を務め、防衛研究所戦史部に勤務。テレビドラマ「坂の上の雲」の陸軍軍事考証も行う
松本健一[マツモトケンイチ]
1946(昭和21)年群馬県生まれ。作家・評論家。麗澤大学教授。東京大学卒業、法政大学大学院修了。京都精華大学教授、麗澤大学比較文明文化研究センター所長、内閣官房参与を歴任。主な著書に『近代アジア精神史の試み』(アジア・太平洋賞)、『日本の近代1 開国・維新』(吉田茂賞)、『評伝 北一輝』全5巻(司馬遼太郎賞、毎日出版文化賞)などがある
戸高一成[トダカカズシゲ]
1948(昭和23)年宮崎県生まれ。呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長。多摩美術大学卒業。財団法人史料調査会理事を経て、厚生省所管「昭和館」図書情報部長、呉市企画部参事補を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomoichi
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Tomoichi
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- 大きな玉ねぎの下で