内容説明
アジア杯で優勝を遂げたザックJAPAN。W杯でグループリーグを突破した岡田ジャパン。「二つの日本代表」は、どう戦ったか。そして、どんな違いがあったのか。前日本代表をデータ分析でサポートした著者が、豊富なデータをもとに激闘の裏側を描く。
目次
序章 勝負を決める16秒
第1章 サッカーのデータ革命
第2章 Jリーグで最も速い選手は?
第3章 岡田ジャパン「接近・展開・連続」の苦悩
第4章 W杯4試合最後のピースは本田
第5章 ザックJapanアジアカップ優勝への軌跡
著者等紹介
森本美行[モリモトミユキ]
1961年生まれ。92年米ボストン大学経営大学院でMBAを取得。矢矧コンサルタント、マネージメントウエーブを経て、2000年米アジアコンテントドットコムの日本法人の社長兼CEO。03年スポーツデータの分析と配信を行うデータスタジアム社長に就任。09年6月から会長を経て現在は顧問。サッカー選手として読売クラブジュニアユース、三菱養和サッカークラブでプレー、Jリーグ横浜FC、ヴィッセル神戸のデータ分析業務のテクニカルスタッフを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
15
全てのプレーに対してログをとり、それを分析に活用する。どんなに精密なデータを作っても勝利に結びつけられるかどうかは使い方次第。岡田ジャパンもポゼッションもパス成功率も低いがW杯では結果を残している。ザッケローニになってからのデータと比較すると戦術の違いが鮮明になる。パス精度、ボールを奪う位置、ポゼッションなど集計項目はキリがないが、結果はあくまでもゴールした数。とはいっても、これらの数値が選手の評価に使用されれば、ITが戦術を支配するかもしれない。2014/01/21
ミリオン座
4
90分でも実際のインプレーは50分そこそこ。支配率が4割以下で30分以上、相手ボールを追いかけると最後はバテて足が止まる。そんな話が書いてあったような。データ分析も作戦の一つですが、すべてではありません。こちらではサッカーの放送すらないので、コンテンツが充実した欧州が羨ましいです。2014/01/13
にゃみ
4
野球のデータ化と比べて、サッカーのデータ化自体の難しさや、そのデータ化されたものの見方・扱い方の個性についてわかりやすく書いてあっておもしろかった。現代社会においては、どんな職種であろうとデータをどのように見るか、生かすかというのは非常に重要なスキルだと思うし、そのことについて学べた1冊。2011/08/30
きよにやコータロー
2
サッカーは、経験者ですので、良く理解出来ます。もちろん、分析も正確に当てられます。時々はサッカーの情報も抑えますが、メインは野球です。 ザックJAPANのゲームから、サッカーを分析的に観るコツが記載してあります。
プラス3
2
『マネーボール』のサッカー版。スポーツを観る目が変わるかもしれない1冊。本書の主張は最後に書いてある「重要なのはデータそのものではなくて、それの解釈である」という言葉に集約されている。その内の一つがタイトルにもなっているんだろうけど、それについてはビミョーな気が・・・。2012/12/07
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