文春新書
ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか―「朝鮮日報」で読む日韓逆転

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607921
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0236

出版社内容情報

家電、原発から、フィギュアスケートまで、日本のお家芸を次々に凌駕する韓国。コンプレックスと優越感がないまぜになった「日本論」。

内容説明

本書の試みは、日本と格別な関係にある韓国が日本をどう捉えてきたか、その変遷をたどることにより、外から見た日本の変貌を知ることにある。特に様々な分野で「逆転」を成し遂げる過程で、どんな対日観の変化があったか知りたかった。

目次

第1章 サムスン大躍進と「経済克日戦争」
第2章 中国VS.日本VS.韓国
第3章 草食国家・日本の涙
第4章 「少女時代」とワールドカップ

著者等紹介

菅野朋子[カンノトモコ]
1963年生まれ。中央大学文学部卒業後、出版社勤務。その後、カナダ・カールトン大学で韓国語を修得。韓国延世大学付属語学堂に留学。『週刊文春』記者を経て、フリーのノンフィクションライター。現在、ソウル在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でんすけ

4
書名に偽りあり。サブタイトルが主題。内容は韓国の記事の寄せ集め。時々入る総括コメントはなくても面白い。韓国視点からの他国や日本に対する評価が意外と冷静で面白い。自国への分析はちょっと、かなり…。2016/09/26

tolucky1962

4
タイトルとは違いますが、ソニーやサムソンにかかわらず、韓国から見た日本あるいは韓国自身に対しての報道を新聞記事を集め並べているもの。著者の考えははっきりわかりませんでしたが、韓国の一般の人々が新聞報道からこんな感じの考え方を受けているんだなというのがわかります。2011の本ですので、日韓W杯で少し関係がよくなってきているところで終わっていますが、現在の状況でしたら大分変っていたでしょうね。2014/12/19

shigoro

3
たしかに通貨危機後の00年以降から、日本にとって韓国がチラチラ目先に入るようになり、その後あっと言う間に、すごいレベルまで到達してきたな。特に電気製品のサムスンなんかこんだけ利益上げ、企業が成熟しているのにも関わらず世襲制の家族経営だったことに驚いた。全体的になんか散文的で、内容が薄い部分もあったが、サムスンにキム・ヨナ、少女時代などで興味が持ちやすいようには書いてある。 2011/07/30

__k

2
急ぎ足で。パルリパルリ精神もモグラを未然に防ぐことも共に大事だろうので、やはり良い部分は学び、持てる良い部分は徹底して貫き、を今後の日本に期待したい。2015/09/29

kmym

2
韓国最大手の朝鮮日報の記事を翻訳し、韓国から見た日本に迫る。韓国論としては異質の視点から描かれており、非常に興味深い。ただし、その朝鮮日報から記事をセレクトしている著者は日本人であり、その点でバイアスがかかっていることには注意が必要。2013/08/17

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