内容説明
東京裁判の判決から六十年がたつ。東京裁判研究をリードしてきた二人が、近年、海外や日本で続々と公開、発掘された新史料を丹念に読み解きながら、徹底的に語りつくした決定版。
目次
第1章 A級戦犯二十八人はなぜ選ばれたのか(「朋あり、遠方より来る」;「ポツダム宣言」から始まった ほか)
第2章 東京裁判の舞台裏(一枚岩ではなかった弁護団;アメリカ人弁護人との対立 ほか)
第3章 「パル判決」の真実(「判決」の名付け親はパル自身;「アジア」「東洋」に寄せる思い ほか)
第4章 戦後日本史のなかで考える(パルの「文明多元論」とは;古代ローマ以来の「正義の戦争」 ほか)
第5章 二十一世紀からかえりみる(丸山眞男の功罪;「東京裁判史観」をめぐる思考停止 ほか)
東京裁判前史―理解の深化のために
著者等紹介
牛村圭[ウシムラケイ]
1959年石川県生まれ。東京大学文学部(仏後仏文学)卒業。同大学大学院(比較文学比較文化)、シカゴ大学大学院(歴史学)、各博士課程修了。学術博士(東京大学)。国際日本文化研究センター教授。著書に『「文明の裁き」をこえて』(中公叢書、山本七平賞)他
日暮吉延[ヒグラシヨシノブ]
1962年東京都生まれ。立教大学法学部法学科卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。政治学博士(学習院大学)。鹿児島大学法文学部教授。専攻は日本政治外交史・国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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mikky32
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