文春新書
中国が予測する“北朝鮮崩壊の日”

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166606375
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C0298

内容説明

金正日体制の存続は難しい―衝撃的な予測が同盟国・中国から飛び出した。中朝友好を装う中国の水面下でうねる「北朝鮮離れ」。新しい潮流を担う現役軍人が、豊富な情報をもとに“脱・北朝鮮”を勧告する。

目次

第1章 金正日政権崩壊の日は必ず訪れる
第2章 政権崩壊の第一段階 経済の破綻
第3章 政権崩壊の第二段階 権力の若返りと中央集権の崩壊
第4章 政権崩壊の第三段階 中朝の離反と米朝の接近
第5章 政権崩壊の第四段階 先軍政治の限界とその終焉
第6章 政権崩壊の最終段階 ポスト金正日・権力の空白

著者等紹介

綾野[リンイエ]
1957年生まれ。中国国防大学国際戦略研究部所属の研究者。北朝鮮の金日成総合大学に留学経験を持つ現役の軍人(大佐格)でもある

富坂聰[トミサカサトシ]
1964年愛知県生まれ。ジャーナリスト。北京大学中文系に留学したのち、豊富な人脈を駆使して中国の内幕をレポートする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

6
5年前の金正日体制の頃の本なので、本書も正恩体制の件も扱っての改訂版をお願いしたい。三男の金正雲(196頁)とあり、漢字表記の違いもあるようである。本書には、彼に政権の座が回ってくる可能性はないだろう、とあるので、わからないものだ。そして、ミサイル発射をこの時期に行うのも不可解。どうなるのか? 人間の安全保障を。2013/04/11

iwazer

0
日本という色眼鏡を外し、中国の色眼鏡で見た北朝鮮についてが分かる本。 もちろん客観的描写ではあり得ないが、ぼんくら将軍様だと勝手に思い込んでいた金日成、正日親子が実は善し悪しは別にして非常に優れた政治家であると気づかされた。なにしろ周りは全く違う政治体制の国に囲まれながら、何十年も独裁政治を維持しているのだから。 長く見積もったとしても金正日が生きるのはあと20年。政権委譲または交代の日はそう遠くはない。本書の最後で幾つかのシナリオが示されるのだが、さてどうなるのであろうか。我々はそれを見る事になるはず。2008/07/26

streak

0
★★★★★2013/02/11

Stella

0
中国国防大学の研究者による北朝鮮分析。中国から北朝鮮はどのように見えるのかという貴重な本。2008/07/08

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