内容説明
古来、鳥獣虫魚とともにあった我われの暮らし。生き物が幸う列島。この地に生きる日本人の心性の深奥に短歌五百首から迫る。百四十の生き物の饗宴。ルナールの『博物誌』の日本版。
目次
まえがき―近代詩歌に描かれた動物
猫文学序説―「人が猫のやうに見える」(萩原朔太郎)
著者等紹介
樋口覚[ヒグチサトル]
1948年長野県生まれ。長野高校、一橋大学社会学部卒。文芸評論家。著書に『一九四六年の大岡昇平』(平林たい子賞)、『三絃の誘惑』(三島由紀夫賞)、『書物合戦』(芸術選奨文部科学大臣賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
1
迦陵頻伽を短歌に詠みこむ人がいるなんて驚きましたよ。迦陵頻伽を短歌で歌ってもっとも成功したのは茂吉の作ですね、やっぱり。 2013/01/27
あや
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文章が散漫すぎて読むのが辛かった2015/10/28
ありくし
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企ては面白いんだけど…浅いなあ。短歌だけを読み飛ばすことをお勧めします。著者は歌人でもあるらしいけれど、引いた歌にほとんど言及しないのは何故でしょう。巻頭のエッセイは蛇足ならぬ蛇角か。2014/01/06
Masa
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通勤読書用、短歌の楽しみ方の一つ。ゴキブリの漢字は蜚蠊でいいのかな。2022/12/25
椿と申します
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読みたい短歌を知る道標2021/06/20