内容説明
輸入再開のアメリカ産牛肉を使った牛丼屋にテレビの取材が殺到する不思議。焼き鳥の供給に異変が?食事代わりにサプリで栄養等々。安さ・早さ・うまさを追求する外食産業。その一方で余る米。文春新書『コンビニ ファミレス 回転寿司』で「日本の食は砂上の楼閣」と警鐘を鳴らした著者が、食品安全委員会の内部から見た「現代の食の断面」を描く。キーワードは“国際化”。
目次
第1章 牛肉輸入再開、〇・一ミリの妙
第2章 牛肉・科学と政治の狭間で
第3章 BSEが餌の世界を変えた
第4章 焼き鳥が揺れ動いた日
第5章 “スペインの貴婦人”の恐怖
第6章 アガリクス騒動記
第7章 健康を錠剤で買う不思議さ
第8章 厳秘、複製厳禁、読後破棄
終章 食育は救いになるか
著者等紹介
中村靖彦[ナカムラヤスヒコ]
1935年、仙台市生まれ。東北大学文学部卒業後、NHKに入る。主に農政、食糧問題に携わる。解説委員を最後に退社。元・食品安全委員会委員。東京農業大学及び女子栄養大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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