文春新書
お坊さんだって悩んでる

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605187
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「愛犬の遺骨を先祖代々の墓に入れてよい?」「厄落としやお守りは本当に効く?」「お寺に定休日はあってよい?」……お布施の金額、愛犬のお墓、夫の散骨、死刑やボランティアへの考え方など、お寺に持ち込まれる様々な悩みに、現役僧侶で芥川賞作家の玄侑氏が答える問答集です。

内容説明

お葬式、お墓、ペットの埋葬問題から、死刑やボランティアへの考え方まで、お寺に持ち込まれる様々な悩みに玄侑和尚が答えます。ややこしい現代を生き抜くための道標となる人生問答集。

目次

第1章 お葬式とお墓―お寺はお葬式を出すところ。お墓のあるところ。でも現代人にとって、お葬式やお墓はどんな意味があるの?自由な形式に変えるのは悪いこと?
第2章 お布施の値段―「お寺に納めるお金は法外に高い」「意味も解らずに、高いお布施をとられている」など、お金について言いにくい疑問と誤解を、はっきりさせたいのですが…。
第3章 現代社会の生と死―死刑について、自衛隊について、大震災や大事故についてなど、現代の問題をどうとらえたらよいか迷ったとき、仏教ではどのように説いてくれるの?
第4章 お寺の本当の役割―お葬式とお墓のほかに、お寺は何をしてくれるの?
第5章 伝統と習慣を見直す―お寺や僧侶が継承している文化や伝統には、どのような意味があるの?現代でもそれを守ることは必要なの?
第6章 お寺の後継者と檀家―一般家庭でもお寺でも、長男が家を継ぐのが当たり前ではなくなったご時勢。娘の跡継ぎ、後継者の育成など、変化をどのように受け容れたらいい?

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956(昭和31)年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。さまざまな仕事を経験した後、京都の天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺副住職。2001年、「中陰の花」で芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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