出版社内容情報
「あの戦争」に改めて向き合った6人の論客が、敗戦の理由・疑問を徹底的に掘り下げる。2005年、月刊『文藝春秋』読者賞受賞。
内容説明
「対米戦争の目的は何だったのか」、「陸軍エリートはどこで問違えた」等、戦後六十余年、「あの戦争」に改めて向き合った六人の論客が、参戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げる。「文藝春秋」読者賞受賞。
目次
第1部 座談会・あの戦争になぜ負けたのか(対米戦争の目的は何だったのか;ヒトラーとの同盟は昭和史の謎;開明派・海軍が持つ致命的欠点;陸軍エリートはどこで間違えた ほか)
第2部 あの戦争に思うこと(空しかった首脳会議;八月九日の最高戦争指導会議;私の太平洋戦争観;果たされなかった死者との約束 ほか)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930(昭和5)年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」編集長、「文藝春秋」編集長、専務取締役等を歴任。『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞)ほか、著書多数
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939(昭和14)年生まれ。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰者。同志社大学文学部卒業。近現代史をテーマとする作品を多数発表。平成16年、菊池寛賞受賞
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947(昭和22)年生まれ。京都大学総合人間学部教授。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。主な著書に『大英帝国衰亡史』(毎日出版文化賞)等
戸高一成[トダカカズシゲ]
1948(昭和23)年生まれ。呉市海事歴史科学館館長。多摩美術大学美術学部卒業。国立公文書館アジア歴史資料センター委員、総務省一般戦災データベース委員等
福田和也[フクダカズヤ]
1960(昭和35)年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部教授。文芸評論家。慶應義塾大学文学部卒業。主な著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)『甘美な人生』(平林たい子文学賞)『地ひらく』(山本七平賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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