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文春新書
大丈夫な日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605002
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人口減少国家日本に活路あり!
米中の二大国に翻弄され、人口減少にも悩むこの国に未来はあるか。日本という国家が再建し、発展していくためのグランドデザインを提示。

内容説明

人口減少は衰退ではなくチャンスだ。「改革」というスローガンではなく、教育、経済、外交、エネルギー、倫理などありうべき日本のグランドデザインを語り尽す。これで日本の未来も安心だ。

目次

第1章 さらば右肩上がりの時代
第2章 群雄割拠が磨いた国家経営のノウハウ
第3章 江戸システムの先進性
第4章 世界の覇者アメリカが堕ちるとき
第5章 中国との距離感を歴史に学ぶ
第6章 わが国の針路

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。慶応義塾大学教授。93年、『日本の家郷』で三島由紀夫賞受賞。96年、『甘美な人生』で平林たい子賞、02年、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

19
歴史に学び、「無限」という夢から覚醒せよ、という著者のスタンスには共感できた。ただ原子力の充実をはかるべきというのは個人的には賛同しかねる。2014/05/31

くろまによん

7
政治が、経済が、日本人が――などと絶望する必要はない。無限の成長を前提としている近代を捨て、次の時代へと移行するときが来た。そのヒントは日本の江戸時代だ! 過去の時代に学べば、アメリカの凋落も中国との付き合い方もわかるんだぜ。という本。幅広い視野からの提言が興味深い。また読みたい本が増えてしまった。2014/03/08

roku7777

3
歴史に学べというところから「江戸時代」か。それは賛同するんだけど、「大江戸えねるぎー事情」や「江戸にフランス革命を」などで言われていること。問題はその言説が結構前から出ているにも関わらず「そうはならない」ことなんじゃないの。つまり「江戸に学べ」言説は古くからあるのに学ばないのは「日本人がバカだから?」。そうではない気がする。その点で弱い。それでも諸所は流石でたとえば「融合が深まれば深まるほどそれに反対する言説が出てくる」。これ結局、理屈じゃなくなるんだよなぁ。ここでオルテガなんだよ。2019/12/09

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

2
歴史から学ぶ日本のあるべき姿。消費社会は限界に来つつあると思った。信長は評価高いなあ。2011/06/23

みこよこ

1
経済成長や、人口増加など、拡大していくことで維持してきた日本。しかし、今だからこそ、過去から学ぶことが多いはず。 「大丈夫な日本」へ成熟していくためには、今まで手に入れてきた「大量生産・大量消費・大量移動」などの楽しみを手放すことになる。それを受け入れるだけの覚悟が今の日本人にあるのか。それができるほど今の日本人は、同じ方向を向いていないし、賢くもないと思う。循環型の社会が楽しいとみんなが思えるようになればいいけど。2006/05/22

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