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文春新書
「冬ソナ」にハマった私たち―純愛、涙、マスコミ…そして韓国

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604821
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

冬ソナ・ブームは「近くて遠い国」をどう変えたのか。
ファンの声からわかった日本の女性が「ヨン様」と「韓流」に魅了される理由

内容説明

ヨン様なのか…純愛なのか…?約1300人のファンの声を集めた分析から、「冬のソナタ」を通して癒された、日本の中高年女性たちの胸のうちとその日常が明かされる。

目次

第1章 ドラマ「冬のソナタ」(「冬ソナ」ブーム;「冬のソナタ」というものがたり ほか)
第2章 「冬ソナ」ファンってどんな人?(冬ソナ視聴者のプロフィール;「冬ソナ」ファンたちの近景;「冬ソナ」ファンたちの遠景;まとめ―近景と遠景のギャップ)
第3章 なぜ「冬ソナ」が好きですか?(好きになるのに理由なんて…;癒しと感激;ヨン様と純潔教育;モダン・コリア/ノスタルジック・コリア;「見たいものがない!」―日本のマスメディアに対する不信と不満)
第4章 「冬ソナ」パワーは日本を変えたか?(「冬のソナタ」のインパクト;すれちがいの韓国と日本;日本でのすれちがい)

著者等紹介

林香里[ハヤシカオリ]
東京大学大学院情報学環助教授。1963年愛知県生まれ。南山大学外国語学部英米科卒業。ロイター通信東京支局勤務後、ドイツのエアランゲン・ニュールンベルク大学留学。帰国後、東京大学大学院人文社会系研究科より論文博士号取得(社会情報学)。ドイツのバンベルク大学客員研究員を経て現職。専門はジャーナリズム・マスメディア研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナハチガル

8
いやー意外とおもしろかった。タイトルからして、新書の体裁に頼った便乗ものかと思っていたが(ならなぜ今頃おっさんが手に取っているのかが謎だが)、これまでまったく無知だったゼロ年代中高年女性たちの生き様や価値観などについて、非常に興味深く読めた。学んでも何の役にも立たない、これぞ読書の醍醐味。感情労働の浸透により自然な感情がレアになっているという皮肉な現実、隣国への集団的無知とナイーブさ、高度経済成長意における「専業主婦標準装備型家庭」への理想など、さまざまな側面から楽しめる。おすすめはしませんが。A+。2019/09/02

Hong Kong

8
コレを読んだ頃は、冬ソナからハマって、すごい量の韓国ドラマ、映画を見ていたからね。本なんか読んでる暇はなかったわ。で、この本は、面白くなかった記憶が。。。。2006/05/07

津島澪

1
必要にかられて読んだけど、思っていた以上に面白かった。でも、ちょっと古かった。出てくる人の年齢を修正しながら読まないと……。2013/06/21

nakanaka

0
マスコミによるステレオタイプな冬ソナのファン像。実は違っていて、思慮深いオバサンとは言えないような真の女性達。彼女達の生きてきた時代背景、そして現代日本のドラマへのフラストレーションからの要因は、確かに無関係ではないのかも。★★☆☆☆2013/05/01

ヒーコ

0
好きに理由はないではなく、分析的に好きを探ることも好きを深める。2010/12/11

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