内容説明
あなたに居場所はありますか?家を見直すことは、人生を見直すこと、これからの生き方を考えること。
目次
第1章 FAMILY―「家族」との関係を見直す(「家」に「居場所」をつくるために;定年を機に持ちたい「家」への心構え)
第2章 FUTURE―「将来」を考える(リフォームで居場所を確保する;共用ゾーン ほか)
第3章 FOUNDATION―安心できる「土台」をつくる(「老い」を恐れない家に;地域とつながる機能を持たせる)
第4章 FAILURE―親世代の「失敗」を活かす(親世代によくある失敗例;バリアフリー住宅のつもりでも… ほか)
第5章 番外編「住み替える」という選択(「上がり」の先もある;マンションに移り住む ほか)
著者等紹介
溝口千恵子[ミゾグチチエコ]
1939年、東京都生まれ。日本女子大学家政学部住居専攻卒。一級建築士。医療施設、病院、高齢者施設等の設計を手がけた後、93年、バリアフリー住宅の設計・リフォームを専門とする(株)高齢者住環境研究所設立、代表取締役社長。バリアフリー・リフォーム実績累計1万件余り
三宅玲子[ミヤケレイコ]
1967年、熊本県生まれ。西南学院大学文学部卒。西日本新聞社、書籍制作会社を経て、フリーライターに。「人」に焦点をあてた分野で活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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バニラ風味
9
読者は「定年前後のサラリーマン」という設定で書かれているので、客観的に、その位の年齢の男性の立場になり代わって読めて面白いです。定年後の夫婦のあり方、それによって、部屋の役割や機能も違ってくるので、「その時」になる前から、考えておこうというリフォーム提案満載。夫婦は一緒の場所で寝るのか、違う場所で寝るのか、ということも考えさせられました。まだまだ、元気。いや、元気でありたい。と思っていても、体力は落ちていきます。バリアフリーや、介護など、老後を見据えての間取りの話も興味深いですね。2015/01/06
マーク
2
普通。福岡皆木利の森。2015/07/13
てくてく
2
バリアフリーが必要になった時、あるいは定年後ではなく、むしろ現役の間に、定年後の生活をある程度見通してリフォームをすべきであるという著者の提言はもっともだと思った。また、サラリーマン+専業主婦の場合、現役の間は昼間の家は主婦の支配下にあるだけに、定年後のストレス回避のためにはそれぞれの縄張りを侵さない工夫が必要だという指摘も興味深かった。2015/02/15
tnk.UZ
1
ジェンダー論を交えた前半の論述が面白い。
どっち
0
再読不要2021/10/01