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文春新書
予備校が教育を救う

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166604111
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0237

出版社内容情報

今や学校より面白いと言われる塾・予備校。その隠された秘密とは?三十余年にわたり河合塾を引っ張ってきた著者による衝撃の教育論。

内容説明

昨今、大学生の学力低下が問題になっている。本質を求める知的探求心の喪失、知的バックグラウンドの狭さ、持続力のなさ、知的攻撃力の衰退など、アチーブメントテストの成績に表象される第一の学力だけでなく、第一の学力を獲得するための支えとなる第二の学力がないことも問題となっているのである。まさに人格形成が問題になっているのだ(第二部「学校のお話」より)。河合塾での実体験をもとに書き下ろした衝撃の分析と提言。

目次

第1部 予備校のお話(逃げた生徒を追いかけろ;原始予備校から近代予備校へ;予備校の商品;講師がつくる「教育ワンダーランド」;予備校の全国展開)
第2部 学校のお話(本質を考える授業を取り戻せ;納得型の沈澱;老若先生のほどよいバランスを;学校文化と社会性;正しい中高一貫校を目指そうよ;勢いのある学年とそうでない学年;なぜ七五パーセントの中学生が塾に通うのか)
第3部 大学のお話(いままでのやり方では難関大学に入れない!?;少子化で「よき社会人養成大学」はどうなる;教育学部の行方;郷愁の旧制高校;全共闘運動とその後の不思議)

著者等紹介

丹羽健夫[ニワタケオ]
1936年生まれ。名古屋大学経済学部卒。証券会社、商事会社を経て1968年より予備校河合塾に勤務。理事、進学教育本部長、全国進学情報センター所長を務め2001年退任。現在河合文化教育研究所主任研究員、立命館大学経営学部客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

15
活動家崩れが予備校文化を作った。2020/10/03

やましなくん

1
予備校、学校、教育について1予備校講師が熱く語る、とても面白い本。教育業界にいる人は絶対に読むべき。2015/09/20

壱萬参仟縁

1
予備校講師をしていたときに買った本。現代では、模試を実施する、あるいは、動画配信のeラーニングの時代だから、集団授業から個別指導にシフトしてきたが、大学入試を変えない限り、日本の教育は変わらない、ということも改めて思い知った。2012/04/09

てっしー

1
んー。求めていた内容ではなかった。(ブックオフオンラインでタイトル買いしている自分のせい。)この本が書かれた時の状況から、既にかなり変化している気がするな。2012/02/05

kotominn

1
特にイメージを覆されるような内容ではなかったが予備校の内幕が見られたのは面白かった。中韓との共通学力テストの結果など特に公教育でない柔軟性を感じる。ただやや自身のノスタルジーに傾きがちな雰囲気が玉にきず。団塊世代の方などによいかもしれません。2010/12/15

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