内容説明
それは、宗一郎の向こう見ずな「マン島TTレース出場宣言」から始まった。日本人の誰もが世界の桧舞台で優勝などできるわけがないと思っていた時代、宗一郎の下に集まった「昭和の男」たちはわずか七年でその夢を実現してしまう。彼らは、いかにして技術を学んでいったのか。何故、困難に挑戦し続けることができたのか。日本人のモノづくりに託した熱い思いを伝えるビジネス・ノンフィクション。
目次
第1章 「昭和の男」たち
第2章 出場宣言
第3章 勝利への胎動
第4章 起死回生
第5章 臨戦態勢
第6章 「夢」実現
第7章 「神話」誕生
著者等紹介
片山修[カタヤマオサム]
名古屋市生まれ。経済ジャーナリストおよび経営評論家、学習院女子大学客員教授。緻密な現場取材に支えられた企業経営論、組織論、人事論には定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
8
残業が月に200時間を越しても当たり前の時代だったんだな。キツイけど熱くて楽しい時代だったのだ。2017/01/09
あちゃくん
2
ものづくりにかける熱い男たちの物語。こういった熱い思いを持って仕事をしている人って今どれくらいいるのだろう?2008/12/05
yasu_z2
1
本田だけに限らずこの時代これがモノ作りの現場の姿でそれが技術立国日本の原点だと思う。寝る間を惜しんで働く!この時代の若者はそれが苦労どころか楽しくてしょうがなかったんだと思う。そんな目標があるのは羨ましい!2014/08/26
-
0
本田宗一郎はまさに昭和の男。めちゃくちゃパワハラ社長。美化気味に描かれているが、腹を据えかねて辞めた社員たちの声も紹介してほしかった。2019/10/11