内容説明
夜、眠っている間に呼吸がとまり、熟睡できないために、昼間、異常な眠気に襲われるという睡眠時無呼吸症候群。たかが居眠りと侮ってはいけない。交通事故は健康な人の七倍、放っておくと心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるという、本当は怖ろしい病態だ。本書では二十年以上にわたりその研究と臨床をおこなってきた著者が、症状、治療法、合併症等についてわかりやすく解説する。「イビキが途中でとまる」といわれた経験がある中年男性、必読の書。
目次
第1章 睡眠とは何だろう?
第2章 睡眠時無呼吸症候群とは?
第3章 どのように診断されるか?
第4章 どのように治療されるか?
第5章 放っておくと怖ろしい合併症
第6章 その他の睡眠時呼吸障害と睡眠障害
著者等紹介
安間文彦[ヤスマフミヒコ]
1953年名古屋生まれ。名古屋大学医学部医学科卒業、同大学院修了。1988~90年、カナダのトロント大学研究員として、睡眠と呼吸生理学の権威でわが国にこの研究分野を紹介したエリオット・フィリプソン教授に師事。1990年より国立療養所鈴鹿病院に勤務。現在、内科医長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k_jizo
1
★★2012/10/25
壱萬弐仟縁
1
該当者は健康な人の交通事故は7倍のリスクがある(42ページ~)。肥満、ストレスは評者も該当しており、人間ドックは非正規雇用の場合、殆ど受ける機会はないので、血液検査、血圧程度でしかないが、環境にも問題があると思える。この本では、昼間の眠気で交通事故になることが非常に問題だと思えるが、自宅で犬の鳴き声や、トラックの騒音などでストレスをため込まさせられ、周囲の住民にそれらを訴えても、開き直られてしまっては、生存権侵害をどうしたらいいかと思う。憲法違反の認識がないので仕方がないが、他人からも病気にさせられた。2012/09/22
結城あすか
0
なんか読んでると思い当たることが多くて、鬱になる本だにょ。再起不能にょ。2004/04/11
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
睡眠時無呼吸症候群関連本を数冊読んで分かるのは、未だ緒に着いたばかりの病気なのだろうと言うこと。200万~400万の潜在的患者が居るらしいが、治療方法は対症療法のCPAPだけ、運動や食事で治すことは難しいように感じる。少しづつ治す方法が出てくるかと思うが、今は耐えるしかないのかな。2021/12/18