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文春新書
スポーツマンガの身体

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603251
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0295

内容説明

「星一徹の言葉や、矢吹ジョーの言葉が、どれほど人生の多くの場面で、頭の中にガンガン鳴り響いてきたか」という著者が、厳選した七作品について、身体表現に注目しつつ醍醐味を語る。飛雄馬の「血と汗と涙」と桜木花道の「きれいな汗」、ジョーの「過酷な減量」と花井カオルの「脱力系」など、各マンガの個性を捉えながら、56点のカットと共に新たな見どころを解説。血沸き肉躍る男の世界。

目次

1 『巨人の星』
2 『あしたのジョー』
3 『スラムダンク』
4 『バガボンド』
5 『バタアシ金魚』
6 『奈緒子』
7 『ピンポン』

著者等紹介

斎藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専攻は教育学・身体論・コミュニケーション論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さや

14
スポーツマンガの考察とともに、身体論と絡めて述べられている。著者自身がそのそれらのスポーツマンガのファンであることが感じられて私自身楽しく読めた。2016/10/31

ワダマコト

2
未読の原作を読んでから、再び読むことにする。2013/04/14

みの

1
あしたのジョー、巨人の星、スラムダンク、バガボンドが好きなことから本書を手に取る。未読で本掲載されていた奈穂子、ピンポン、バタアシ金魚もいずれ読んでみたいと思う。ジョーや武蔵とは時代が違うので比較しようがないが、彼らの生き様と今の自分の生き様とを比べてここ最近牙がもがれ潔さがなかった。臍下丹田という言葉がある通り、今一度肚を据えていきたい。いつどこにいても恥ずかしくない様がっかりされない様自信を持ってやれるよう生きていく。自分が最初に読んだ長編小説が吉川英治著の宮本武蔵。また、読み返してみようかな。2019/11/01

taka

0
再読。スポーツマンガを題材に、身体の使い方や感覚、画の表現などについて考察されてます。著者は自己啓発の本が多いイメージでしたが、本書は異なりました。読んだことのない作品が題材となっている章も、丁寧に説明されているので分かりやすいです。取り上げられている作品の中では「スラムダンク」を子どもの頃に読んでましたが、あらためて読みたくなりました。本書の後なら深く理解できそうです。「奈緒子」は本書をきっかけに全巻買い揃えて読みました。2017/07/12

いんなうぇい

0
著者のイメージが変わった一冊。教育学や言語学の専門家で、大人しい感じの方と思っていたが、身体論の専門家でもあるようだ。花形満の影響から、砲丸投げの鉄球でキャッチボールをして指から血を流していた話は新鮮だった。意外に熱い少年だったのだなと。 普通に読んでもスラダンやピンポンは面白いが、更に新たな視点を与えてくれる本だと思う。もう一度漫画が読みたくなる。スポーツ漫画や中継を見ると、自分もプレイしたくなるが、あれは身体感覚の伝達によるものだと言われてなるほどそうかもしれないと思った。2016/10/18

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