文春新書
なぜ日本人は賽銭を投げるのか―民俗信仰を読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166603039
  • NDC分類 387
  • Cコード C0295

内容説明

超情報化社会にありながら、私たちの暮らしには、昔からの慣習が生きている。ことに、生と死、神と仏に関するしきたりには―。しかし、よく考えれば疑問がいっぱいだ。例えば、神さまに供える賽銭を無礼(?)にも、なぜ投げるのか?玄関になぜお札を帖るのか?葬儀でなぜ香典を出すのか?死者になぜ枕飯や火を供えるのか?それら民俗信仰のもつ意味を見つめ直し、自らの来歴を忘れがちな現代人に改めて問う、示唆に富む論考。

目次

第1章 四季おりおり
第2章 暮らしと信仰
第3章 比叡山の水脈
第4章 葬儀と墓
第5章 死の神話
第6章 賽銭はなぜ投げるのか

著者等紹介

新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948(昭和23)年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、早稲田大学大学院博士課程修了。社会学博士(慶応義塾大学)。民俗学専攻。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授(併任)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kobakampan

15
日本人なら誰でも知ってる伝統イベントや習慣の起源についての一説が書かれている。 比叡山の水脈以外は興味深く読めた。やっぱり自分が疑問を持たないと興味は湧かない。 すごく色々書いてあって情報量は多かったから、一回読んだだけじゃ覚えられないけど、この間読んだ1分間アウトプット勉強法で頑張ろうと思う。2017/02/23

魚京童!

13
答えを最初に書けよ。わからんかったぞ。これも適当なことが羅列してあっただけだな。日本人ってくくるのが好きだよね。どこから日本人だよ。2024/12/13

ゆきこ

13
貨幣と民俗信仰の関わりのほか、様々な民俗信仰について考察されている一冊。過去に読んだ本と重複する内容が多かったですが、よい復習になったので読んで良かったです。やはり「ケガレからカミへの転換」の論理が一番おもしろいです。もっと詳しく勉強していきたいです。2017/01/16

ペペロニ

8
タイトルの話が出るのは全6章のうち、1章分だけである。ただキャッチーなタイトルとして編集者のアドバイスを受けたものであるらしい。この本は身近な伝統を民俗学として読み解くことを主題としていて、勉強になった。2021/10/27

和草(にこぐさ)

3
副題の民族信仰が中心の内容。お賽銭については最後で触れられてはいるが、ちょっと物足りない感じ。2016/01/29

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