文春新書
17歳という病―その鬱屈と精神病理

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602629
  • NDC分類 371.47
  • Cコード C0211

内容説明

些細なものごとがいきなり黄金に変わったり、毒の結晶へと変化しかねない不安定な季節は、おそらく青春といった特異な時期の他にはないだろう。自分が子供であった頃や若者であった頃を想起しつつ、その記憶から普遍的なものを引き出してみたいといった願いを抱いて、本書を著した。

目次

第1章 若さと狂気との類似性について(その男、狂暴につき;口をあけた男 ほか)
第2章 選択肢としての「ひきこもり」(正方形の詩集;緑色の壜 ほか)
第3章 言葉遊びと駄洒落(透明なもの;アメーバ綺譚 ほか)
第4章 懐かしさから遠く離れて(意外性指向;ノスタルジーのツボ ほか)
第5章 不穏な彼ら(キレる若者、という伝説;まことしやかな説明 ほか)

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
1951年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医として大学病院に6年間勤務の後、障害児を産んだ母親への精神的フォローを契機として、精神科医へと転ずる。現在、都立松沢病院医長
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感想・レビュー

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mint

9
意図的なのかずいぶん辛辣!な印象もあり。若者という生き物を割とばんばん腐していくのだけど、どこらへんに「反吐が出る」のかの精巧なえぐり方は、先生も我が道を振り返っているのかなあなど。面白かったのは、発症が危うかったかもしれないと振り返る「駄洒落」の箇所。確かにこの関連付けは客観的に読んでも危うげで、薄氷にふれる様な思いだった。現代、17歳の乗り越え方には、新章を迎えているのかもしれないと思うこの頃。2022/03/11

misui

8
「自分の体験ばかりを確信犯的に真ん中へ据えて、あえて偏向に満ちた若者論を展開し、そして若者を論じる『論』についても悪態をついてみる試み」とのこと。足場を開陳した上での批判というか罵倒で、最後は世の中への呪詛となっているが故ないことではない。で、それはそれとして、言葉の貧弱さに起因する想像力の鈍麻や不全感についての指摘は、たびたび著者が主張するところであったものの、あらためて今のタイミングで読めてよかった。2011/08/28

澤水月

7
春日先生の珍しい罵倒芸が堪能できる…論客実名出まくり!! 事件再現のため殺人未遂容疑者にアルコールを摂取させ襲われかかる実体験談や幼少年期の記憶など春日ファンには読みどころ多い、がタイトルと中身が合ってないと怒るひともいそうだ(確信犯です)2010/03/20

魔魔男爵

5
どんな病かと言うともちろん精神病。援交するJKの顔を金属バットで殴って血まみれにして殺したいと思っている春日先生がお書きになられた、若者は狂人であると言う痛快な若者論の本。野獣やアメーバとも言いますw ホモネタは安部公房の『燃えつきた地図』の映画版の新宿のブルーボーイ(売り専坊や)が出て来ます。 それ以外のジェンダーネタもあります。 いつもの文学ネタ以外に今回は美術ネタも素晴しい。 告白ネタもあるし、春日先生の面白い持ちネタの引き出しがよく判る春日先生入門書としてバランスのとれた傑作。 ☆5つけたいくら2014/09/18

okaka

5
先生ちょっと怒りすぎ。同世代でも共感を得るのは難しいのに、いわんや別の世代においてをやって事もあるんだろうなあ。お手軽ノスタルジーや語彙についての話も興味深し。2012/10/22

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