内容説明
日々の暮らしは「キレイな言葉」だけ使って過ごせるものではない。甘く美しい愛の表現とは背中合わせに、激しい憎しみの表現が存在する。日本語よりはるかに豊かな悪口「ヨッソル」をボキャブラリーに持つ韓国語。日本人が韓国人との議論に勝てないのも当然か。テレビの討論番組などで論客ぶりを発揮する著者のこの本には、現代の韓国社会を生きている「隣人」が多数登場する。韓国案内としても重宝する、ちょっと変わった韓国語教則本。
目次
第1章 女と男
第2章 悪口
第3章 男の空間
第4章 女の空間
第5章 新世代の空間
第6章 大衆文化
第7章 スポーツ
第8章 会食マナー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかつき号
7
面白かった。著者の語り口はシンプルで読みやすい。日本からも韓国からも見下される在日。まさか韓国からもとは思わなかった。 しかし、本書より15年後のいま、著者はますますたくましく、透き通るような怒りを突きつけている。そのエネルギーに恥じ入るばかりだ。 国、故郷、自尊心、一筋縄ではいかないものばかり。人とは厄介な生き物だ。2017/08/15
ユヒ
0
言葉の使い方のちがいから、考え方のちがいが浮かび上がる。どちらが良いとかわるいとかではなく、ただ、そういうちがいがあるのだと知ることから。2015/05/17