文春新書<br> 目撃 アメリカ崩壊

文春新書
目撃 アメリカ崩壊

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602254
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0295

内容説明

不安に満ちた21世紀の扉を無理やりこじ開けたような同時多発テロ。あの朝からアメリカは、アメリカ人は、どのように変わったのだろうか。ハイジャックされた航空機が突入した世界貿易センタービルから数百メートルのところに住んでいる青木冨貴子は、事件直後、現場めがけて飛ぶように走った。そこで、そしてそれから見た光景、嗅いだ匂い、聞いた音、記憶の残るひとびとの声、表情。テレビの画像では絶対に分からない感動的な記録がここにある。

目次

第1章 9月11日(火曜日)・朝9時3分
第2章 9月11日午後・これはもう戦争状態
第3章 9月11日夜・現場近くは“核の冬”
第4章 9月12日(水曜日)・グラウンドゼロ取材
第5章 9月13日(木曜日)・市内は爆弾予告でいっぱい
第6章 9月14日(金曜日)・初めて解放区へ
第7章 9月15日(土曜日)・行方不明の人びとのポスター
第8章 9月16日(日曜日)・再びグラウンドゼロへ
第9章 9月17日(月曜日)・ウオール街の再開
第10章 9月18日(火曜日)・あれから一週間

著者等紹介

青木冨貴子[アオキフキコ]
1948年、東京生まれ。成城大学経済学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストとなる。84年、渡米し、『ニューズウィーク日本版』ニューヨーク支局長を3年間務める。87年、作家のピート・ハミル氏と結婚
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感想・レビュー

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sasha

2
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生。2機の旅客機が突っ込んだ世界貿易センターから数百メートルの距離に住んでいた著者が、事件発生直後からの1週間の日々をレポートしているのが本書。いくらノンフィクション作家でもあの二つのタワーから人が落ちる情景を見るのは辛かっただろうな。タワーに残された人々を心配する一方で、子ブッシュ大統領に対する目は辛辣。「誰かが書いた原稿を棒読みしている」なんてね。あの時、その場所にいた者にしか書けない情景だ。2015/09/12

妖湖

1
図書館で借りた本。あれからもう13年近くたつのか。衝撃的な出来事でした。すぐ近くで体験した生々しい報告。83階から生還した隣人の話が、本当によく助かったねと思う。でもあれから何度も繰り返しテロは起きている。どれだけ繰り返せば人はその愚かさがわかるのだろうか。2019/07/26

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