内容説明
一日五回の祈りタイム、家に閉じ込められる女性たち、金曜日ごとの公開処刑―いかにも窮屈で恐ろしげな事前情報を手に現地を訪れた著者が見たものは、生活コストが安く、女性は働くことさえなく、政治活動や組合活動の必要もない、この世の楽園だった。されど、我々が追い求める幸せは、こうした豊かさの延長線上にあるのだろうか?黒いヴェールに閉ざされたイスラム大国の「五つのパラドクス」を解きほぐし、真の幸福の意味を問いかける。
目次
序章 リヤドから赤いバラの消えた日
第1章 禁忌と自由―パラドクスその1
第2章 伝統と現代―パラドクスその2
第3章 ナショナリズムと多様性―パラドクスその3
第4章 男と女―パラドクスその4
第5章 過去と未来―パラドクスその5
終章 サウジアラビア物語
著者等紹介
竹下節子[タケシタセツコ]
1976年、東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を学んだ。パリでアーティスト支援の文化協会を主宰し、室内楽アンサンブルのメンバーとしても活動中
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