内容説明
ナポレオンやクラウゼヴィッツ、パットンやロンメル、毛沢東など、古代ギリシャから湾岸戦争の現代に至るまで歴戦の名将たちが実戦を踏まえて残した格言を軸に、戦略・戦術の神髄とその実際的効用をやさしく説き明かす。自衛隊の元作戦幕僚が語る「戦争学」の極意は、戦いの原則や勝敗の判定、作戦・命令・戦闘から教育・訓練に及び、経営戦略や実人生とも深く関わっていて味わい深い。
目次
第1章 戦争はなぜ起きるのか
第2章 勝敗の判定
第3章 戦いの原則
第4章 戦略の極意
第5章 戦術の極意
第6章 教育と訓練
第7章 指導者・将校・兵士
第8章 作戦・命令・戦闘
著者等紹介
松村劭[マツムラツトム]
1934年、大阪生まれ。防衛大学校卒。陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、防衛研究所研究員、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任後、退職。在職中は在日米軍との共同作戦計画にも携わった。元陸将補。「デュピュイ戦略研究所」東アジア代表。専門は戦略・戦術研究、情報分析
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感想・レビュー
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さきん
19
知りたかった名将の名言数々はここぞとばかりに紹介していてありがたい。神保町の軍学堂とかいう古本屋で手に入れた戦利品。仕事の判断を下す時に、名将の一押しが本文から得られる。もちろん発言の意図を正確に理解運用しなければならない。2021/04/04
naoto
1
名言を中心にした戦争論という感じ。鳩山総理や民主党、社民・共産党、日教組の先生方に読んでいただきたい。読まないだろうけど。2010/04/02
たかはし
0
再読2017/10/29
長谷川
0
面白かった。「もし、政府が栄光を軽視し、国民がそれをあざ笑うなら、その国は間違いなく衰退する。なぜなら危機に直面した時、国家を救うものがいないからである」2013/10/23
tomdam
0
勝つための道筋は険しい。2012/03/28