内容説明
内部に対立の火種を残しつつ、なぜEU(欧州連合)はひたすら参加国を拡大させるのか。北米にNAFTAという経済統合を実現しながら、なぜアメリカは、日本と東南アジア経済との一体化に異様な警戒心を見せるのか。そして日本は、いつまで地域経済統合への禁欲的姿勢を保持しつづけるのか。―「グローバル化」の背後に跳梁する地域主義という“妖怪”の振る舞いを、さまざまな角度から浮かび上がらせる。
目次
序章 グローバリゼーションのもう一つの顔
第1章 EUというモデル
第2章 経済統合の二つの波
第3章 パワーゲーム
第4章 APECの変貌
第5章 NAFTAは何をねらうか
第6章 アジアに発信するEU
終章 地域主義と日本
著者等紹介
高中公男[タカナカキミオ]
1961年東京生まれ。84年立教大学経済学部を卒業。86年米国イェール大学大学院修了後、JETRO(日本貿易振興会)計量分析チームリーダーを経て、現在、拓殖大学教授。同アジア情報センター所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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