文春新書
アトピービジネス

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601110
  • NDC分類 494.8
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「ステロイド=悪魔の薬」──民間治療法という名の「ビジネス」がメディアと手を結んだ時、平凡な慢性皮膚炎は突如奇怪な難病と化した

内容説明

アトピー性皮膚炎をめぐる医療が混乱している。皮膚科の専門医にとってはごくありふれた慢性疾患にすぎない皮膚炎が、いつのまにか世間では「難病」のように認識されている。跳梁するさまざまな民間療法、いや民間療法に名を借りたビジネスと一部マスコミの誤った報道が手を結んだとき、平凡な慢性疾患が世にも奇怪な難病と化した。そうした風潮の中で翻弄される皮膚科の医療―このような現象は世界的にも日本特有のものである。

目次

第1章 アトピー性皮膚炎とは何か
第2章 ステロイド悪魔化
第3章 アトピービジネス全批判
第4章 皮膚科医の「脱ステロイド療法」を検証する
第5章 アトピービジネス被害調査の報告
第6章 アトピービジネスと戦い抜くために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiroshi0083

2
アトピー性皮膚炎は遺伝的体質から起こる疾患である。湿疹が慢性的に発生、完治――症状が二度と起こらない体質になること――は出来ない。だが、適切なステロイド(特に外用薬)や、皮膚のバリヤー機能補助のための保湿剤などできちんとコントロールを行えば、体質が残っていても症状がほとんど出ない状態、いわゆる寛解状態を維持することは出来る。この本では1970年代から2000年までの、アトピー性皮膚炎が「難病」となった過程を著者の体験やメディア報道の検証から丹念に調べ上げる。2014/12/13

パンジャビ

1
ジャーナリストではなく、皮膚科医がここまで情報とデータを集め、きちんと検証し反論し、アトピービジネスと戦っていることに敬意を表したい。とても詳細で分かりやすい。基本認識として、アトピーは難病ではなく、標準治療でコントロール可能な慢性疾患。乳児の頃に現れても、5-6歳までに自然治癒することが多い。しかし日本では、ステロイドが悪魔の薬として触れ混まれ、民間療法や皮膚科以外の医者が不適切な診療をしていると。この本は10年以上前に書かれているけど、今はどうなんだろう。最後に紹介されていた患者からの手紙は泣ける。2013/05/12

たまネギ子

0
アトピーの子供をもつ親は読んでおくべき本。ただ免疫やアレルギーの医療知識は古いので注意が必要。2016/09/12

ぶちこっこ

0
10年以上前の本ですが、とても勉強になりました。アトピー治療を混乱させた報道の責任についても指摘されていて、科学、医療報道のあり方や難しさについても考えさせられました。2015/04/21

Heyryo Motoyama

0
ステロイドの適切な処方と適切な使用が重要であると。うちの子どももステロイド処方されてるので、いい勉強になりました。2015/01/30

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