出版社内容情報
ボルドーVSブルゴーニュ、ロマネコンティVSシャトー・ラフィット──評価と人気を二分してきたフランスワインのライバル五百年史
内容説明
「世界でいちばんいいワインとは?」それは「世界で一番偉い人は誰か?」という問いと同じで永遠に答えが出ることはないだろう。ワインも人づきあいと同じ。第一印象からはじまって、その生い立ちや性格、考えがわかってくると、お互い心を開いてつきあえる。本書を読みつつ飲み、飲みつつ読めば、ワインの愉しさを再発見できるだろう。“ア・ヴォートル・サンテ!”(貴方の健康に乾杯!)。
目次
王様と女王様―ボルドーとブルゴーニュ
世界最高の赤ワイン―ロマネ・コンティとシャトー・ラフィット
シャトーのロスチャイルド―ラフィットとムートン
ローマ提督と白い馬―オーゾンヌとシュヴァル・ブラン
聖人ペトロ様と十二使徒―ペトリュスとルパン
甘い中のドライな合戦―ソーテルヌとバルサック
白のなかの紅一点―シノンとブルグイユ
東と西の極辛口のライバル―ミュスカデとサンセール
フランスの庭園と要塞城―トゥレーヌとアンジュ
黄金の泡と修道僧―ドン・ペリニョンとライバルたち〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちも
13
素晴らしかった。手垢のついてない表現で、いかに的確に、その酒の個性と魅力を伝えるかというのは難儀な作業だ。ここまで酒を魅力的に語った本はそうない、脱帽です。この作者の本を集中的に読みたいと思う。2018/01/20
はんな
2
面白いし、ストーリーが残るので、ただ暗記するよりも記憶に残りやすい。 ワインを勉強中の方の息抜きにおススメ。2019/09/27
寝落ち6段
2
色んなワインの来歴からその特徴まで、エピソードを含め書かれており、なかなか楽しめた。ただ、私はアルコールが駄目な体質なので、ワインを飲んだことは3回ぐらいしかない。飲んでみたいなあとは思うけれども、体調悪化必至なので、知識として蓄えておくにとどめる。2013/05/20