出版社内容情報
今の要介護老人は大正バブル期に育った元祖・新人類だ。自らの体験に基づいて語るカネ、兄弟の相克など、誰も言わない介護者の本音
内容説明
親の「介護」をどうしたらよいのか?これはもはや個人で負担できる問題ではない。老齢にさしかかった子供が超高齢の親を介護する「老老介護」。その当事者として日々直面する、老親の嘘・見栄・打算。出すのは口だけ、事態をますます混乱させる妹たち…。「ここまで親のことを書くなんて」という非難を重々承知で書き上げたという、痛快なまでの介護論。
目次
1 死―身内の恥と介護のホンネ
2 家―老親を引き取る
3 カネ―誰も語らない骨肉の悲喜劇
4 元祖・新人類―「明治っ子」は「明治人」ではない
5 親子―ドラ息子よりひどいドラ親
6 四人組―老人の見栄と打算
7 嘘―「調査」で実態はわからない
8 生―富に処する思想を