出版社内容情報
昔の薬は八割が効かなかったが近年は劇的に効く薬が次々と開発されている。それは副作用から始まった──"魔法の弾丸"誕生の物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
1
☆32024/10/23
Naota_t
1
★3.3/著者は、東大医学部卒で文藝春秋に入社、週刊文集の編集者などを担った偉大な人物。文章を書くのが上手く、緩急があって読みやすい。論旨は、薬の開発、向き合い方と、関わった人たちのドラマを案内するもの。特に、アルツハイマーの薬で、科学技術一点張りに見られている薬の開発の現場にも、人間ドラマがあるのは、読み物として面白かった。ただ、薬の開発は気の遠くなるような作業で、ビジネスとして継続するのは難しそうだと感じた。また、EDの説明で、プロテーシス、血管拡張剤などを読むと、胸が締め付けられる思いがした…。2022/06/08
ゴリゾウ
0
近年、劇的に効く薬が次々と開発されている。その第一が勃起不全の薬バイアグラだが、他にもハゲに効く薬がもてはやされている。これらは、〝病気〟というより生活条件を改善するという意味で「ライフスタイル・ドラッグ」と呼ばれている。『表紙』 #12891999/08/10