出版社内容情報
古色蒼然たる情報が未だに更新されない美術評論の世界。芸術に隠された歴史の暗号を解読するために、今すぐ"美術鑑賞"を捨てよ!
内容説明
誰もが知っている誰にも顧みられない名画たち。歴史の暗号を解読するため“美術観賞”を捨てよ。
目次
第1章 画家と職人の秘密
第2章 女王陛下に嫌われた男
第3章 海洋ロマンの真実
第4章 新・古典主義の帝王
第5章 ピクニックの不道徳な顛末
第6章 過失、それとも確信犯
第7章 カミーユを殺した男
第8章 証券マンのその後
第9章 飛行船の超現実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコ虎
8
美術解説としてはそれなりに面白いが、毎回出てくる「美術評論家たち美術史家たちは……」の言葉で、それらは定説にすぎないと否定して自説を展開するのだが、著者の解説が必ずしも定説批判になっている訳でもなく、単にもう一つの見方を提示しているだけだ。そんなに偉そうに言わなくったっていいのに、その口癖が鼻につく。ゴーギャンの解説はひどかった。絵に現れたゴーギャンの苦悩はバブルで損をしての生活苦であったと。そうかもしれないが、それは美人女優も糞をするということを、大発見といって喜んでいるようなものだ。比喩が下品でごめん2017/01/24
ギルヲ
3
いま、山田五郎さんがyoutubeでやってる、絵画をその時代背景や画家の境遇と照らし合わせて解説するという試みの先駆けのような本でした。くだけた調子の山田五郎さんも良いんですが、こちらの真面目なちょっと硬い感じも面白い。サクッと読めます。近代絵画が身近になるのは間違いないかと思います。良書ですが、『暗号』というタイトルは違うし、なんだか損してる感じがしました。2022/05/07
ひろ
3
題名と内容があってない・・・かな。物足りない感バッチリ。まぁ入門書というか、ちょっと覗いてみたい。くらいの人にはいいのかも。2013/03/27
まめ
0
2 週刊誌のような過激なうたい文句だが内容は普通。タイトルも流行りに便乗してつけた感じで内容と合ってない2017/09/07
とりもり
0
内容は、なかなか面白い。が、取り上げられている絵が10作品しかなく、ボリューム不足。あと、いくら何でも「暗号」は大げさ。2011/09/09