出版社内容情報
かのコペルニクスから寺田寅彦、ホーキングまで、偉大な科学者25人の肖像画に目を凝らせば、その素顔がわかる、科学史がわかる!
内容説明
コペルニクスから寺田寅彦、ホーキングまで、歴史に名を残す科学者二十五人の肖像画に眼をこらせば、そこには人間的な、余りにも人間的な素顔が炙り出されてくる。知らず知らずのうちに科学史を散歩できるミニ列伝。
目次
ニュートンの虚栄心
コペルニクスとスズラン
カルノーの軍服
フランシス・ベーコンと魔術
ラヴォアジエと巨匠ダヴィッド
ハーシェルの眼光
アインシュタインと漫画家
ランケスターとピルトダウン人の化石
マクスウェルと幼少期の水彩画
ラザフォードとモダン・アート〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おらひらお
4
1999年初版。肖像画をキーワードとして有名な科学者のドラマを描いたものです。しかも、一人数ページでまとめてあり、どこからでも読むことができるようになっています。男の嫉妬は怖い・・・。あと、福岡伸一さんも使っていたラッカー教授の話もありました。2013/02/13
Naota_t
1
★3.2/全25名の科学者の肖像画から、その人の生涯や特徴などを紐解く。「肖像画の鑑賞はモデルや製作者と見るものとの間の対話、交歓へと昇華し、そこから、モデルの人物像が再構築されていく」(p220)。誰が記憶に残ったという訳ではないが、1)特に西洋画には絵の中にトリックのような小物が散りばめられており、その謎解きが面白かった。2)それぞれの科学者の経歴を知るのが面白かった。私は今と違って、少年時代には本を読む習慣はあまりなかったため、偉人列伝も読んでいなかった。成功や失敗談を見て、人生の夢や儚さを学べる。2022/06/24
bittersweet symphony
1
ポートレートをとっかかりに科学者とされる人たちのちょっとしたエピソードを語って行く列伝。貴族階級的な奇矯さは感じられるものの人物特有のストレンジネスはそれほどでもないというのが全体的な印象。著者の人の良さが語り口の出ているからかもしれません。2018/09/05
鈴木誠二
0
興味深い切り口の科学エピソード本。2014/01/01
きゆやすか
0
「科学者」ってだけで腰がひける私も最後まで面白く一気読み。惜しいのはカラー図がニュートン、寺田寅彦のみだったところ。油彩画はちょっと雰囲気が伝わりにくい。グーグル検索しながら楽しみました。2013/10/04
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