出版社内容情報
有吉佐和子が20代頃に書いた自負溢れるエッセイや後年のルポ、岡本かの子が夫・一平、息子・太郎そして自分を綴った文章の数々。
内容説明
ベストセラー作家・有吉佐和子の若き日の随筆と、マイノリティーの視点が光るルポルタージュ、歌人、小説家として生を燃焼した岡本かの子が夫と息子について書いた文章、書簡を中心に編む。
目次
有吉佐和子1 二十代の随筆(花のかげ;イヤリングにかけた青春 ほか)
有吉佐和子2 ルポルタージュ(関連地図;女二人のニューギニア(抄) ほか)
岡本かの子1 一平・私・太郎(親の前で祈祷―岡本一平論;岡本一平の逸話 ほか)
岡本かの子2 紀行文など(黙って坐る時;跣足礼讃 ほか)
岡本かの子3 「母の手紙」抄(「滞欧中の書簡」より(昭和五年)
「東京から巴里への書簡」より(昭和七年‐十三年))
著者等紹介
川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。96年、「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年、『センセイの鞄』で第37回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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