出版社内容情報
WASP、黒人、韓国系移民……文明の原理を現地で探った『アメリカ素描』。巨大な隣人との二百年に亘る関係史『ロシアについて』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
迷ってばっかり
1
特にロシアについての考察は改めて参考になると思います。2022/03/06
itaico
1
北方四島が返還されない訳がよーわかる。2009/05/29
しおつう
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こうしておけば他人にはきちんと仕事をしたように見えるだろうというような日本の他者の目を第一に気にするような文化に比べアメリカのような一見非常にも思えるが核心を突いた発言や行動の方が自分は好きである。ロシアについては現在も尚持て余しているシベリアというとてつもなく広大な土地の持つ意味を歴史と共に理解することが出来た。2012/11/11
金北山の麓に生まれ育って
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【異質な論考】Yニュースでロシア論が評判で手に取る。出来過ぎたお話ばかりの小説や漫談エッセーを歴史や思想とみなす信者は間違ってて上質の娯楽作家だと思う、素描など爽やかで上質なエッセーです(中身は薄いけど)、一方でロシア論は「その本質はモンゴル」という明確な論旨を全面に出しゴリゴリで明らかに異質、語り口も憂鬱、読み応え十分で大満足(坂の上の備忘録らしいですが小説はつまんなくて読めなかったが)、現在のウクライナ紛争とロシア国民とプーチンに当てはめると「そのまんまじゃん!?」と司馬さんの慧眼に素直に脱帽したい。2023/02/23