出版社内容情報
幕末、巨大な組織「江戸幕府」が崩壊してゆく激動期、時代が渇望した学問「蘭学」習得に邁進した男たち。彼らの目を通して新しい時代へのエネルギーを捉えた大作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケン
1
幕末期に於ける医療現場の話。司馬遼太郎流の小説なのかドキュメントなのか微妙な表現。次巻で伊之助の登場はあるのでしょうか。2023/09/25
アンディ・ワイス
0
読んでいて、誰が主人公なのか迷ってしまった。伊之助なのか良順なのか?その2を未だ読んでいないので分からないが、結局のところ幕末における蘭方の医学というものが主人公ではないかと思うようになった。司馬さんらしい描き方で、主人公ではなくて時代というものをテーマにしている。登場人物はあくまでも舞台回しということだ。2022/09/24
迷ってばっかり
0
島倉伊之助・松本良順・関寛斎等が主要メンバーで、幕末の医療関係や身分制度について考えさせられる。2021/04/04