出版社内容情報
黒の様式
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
グラスホッパー
5
「歯止め」「犯罪広告」「微笑の儀式」「二つの声」「弱気の虫」「内海の輪」「死んだ馬」を納める。どれも若い頃に読んだが、今読んでもおもしろい。若い時は、東京も岡山も六甲山も行ったことがなく漠然と読んだが、今は身近に感じていっそう興味深く読めた。考古学やさまざまな分野に精通しているし、女性の描き方は、著者の経験が下地になっているのかな、と思った。ダイヤル式電話、碓氷峠をはしる鉄道、連絡船など、当時の日本を知る貴重な資料でもあった。2024/05/18
アンディ・ワイス
1
「歯止め」他全7編で構成されている。いずれも雑誌に掲載されたものらしい。印象として、この第9巻ではどんでん返しのストーリーが目立ったように思う。いずれも面白い設定、ストーリーであり、松本清張がどのようにしてこれらをひねくりだしたのか興味深いところである2021/10/09
楽しい仲間
1
時代を感じさせない心理描写が素晴らしい。2020/02/09