出版社内容情報
球形の荒野・死の枝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
de sang-froid
1
「球形の荒野」――清張の新しい手法の試みが感じられる。すべての謎がきっちり解明された終わり方にはなっていないが、主点が事件でなく親子の絆に置かれているので仕方がない。淡い優しい終わり方なのだが、個人的には面白くない。「死の枝」――短編集は小粒ぞろい。2009/12/04
TAKAMURA
0
さすがです。一気に読めました。さすがです。2024/06/19
モッチ
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★★★2020/07/20
アンディ・ワイス
0
「球形の荒野」は昔1度は読んだはずで、テレビでも見たと思うけれども、既読感、既視感はあまりなく、新鮮な思いで読むことが出来た。終戦工作の話といっても今の若い人にはピンとこないでしょ。ラストが「七つの子」で終わるというのも、まぁ古いねぇ。でもオーラスまで持っていく話の運びは非常に面白かったと思います。2021/09/19
ゴリゾウ
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『球形の荒野』は、松本清張の長編推理小説。『オール讀物』に連載、1962年1月に文藝春秋新社から刊行された。「もはや戦後ではない」と言われた時代に、「第二次世界大戦の亡霊」ともいうべき一人の男を登場させ、それに伴う波紋と、揺れ動く家族の心情を描く、ロマンティック・ミステリー。「死の枝」は十一編の連続短編集。 交通事故死亡1名:タクシーが引き起こした交通事故は、乗客が周到に仕組んだ罠だった。 最後まで飽きさせない佳作。(ウィキペディア) #5611998/12/01