出版社内容情報
2008年の第84回箱根駅伝。この大会で、奇跡のような快走を見せたチームがあった。予選会で敗れた大学の選手たちの連合チームである関東学連選抜だ。前年度は最下位に終わっていた“寄せ集め集団”は、のちの名将・青山学院大学の原晋監督のもと、“ひとつのチーム”へと変貌を遂げ、事前の予想を裏切って4位に食い込んだ。以降もこの記録は破られていない。なぜあのチームだけが結果を残せたのか?
予選会でまさかの落選を味わった名門明治大学、寮もグラウンドもない中、古豪復活を密かに期する立教大学、インカレ1万メートル王者を要するも予選敗退の国学院大学、未来の名将・原監督のもとで予選突破に挑み惜しくも届かなかった青山学院、前年も学連選抜で出場した平成国際大学、新興校の上武大学、それぞれのストーリーをもつ10人のランナーがたすきをつなぐ。
原監督の練った選手配置、母校が箱根に出場するも学連選抜にすべてをかけるマネージャー、レース直前の体調不良での選手交代、1年生が5区山登りでのまさかの快走と、寄せ集めチームはドラマのようなレース展開を見せる。4位でゴールしたチームには笑顔しかなかった。
池井戸潤の「俺たちの箱根駅伝」、堂場瞬一の「レース」シリーズのモデルにもなった「奇跡のチーム」はどのようにして誕生し、奇跡の結果を残したのか。箱根を駆け抜けたかつての学生ランナーたちが振り返るノンフィクション。
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