漫画でイけ

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163921372
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「私には何もない。でも、漫画がある」

「絶対に埋められない穴を持った人にしか描けない漫画があるんだよ」

漫画家・鳥トマトによる小説×漫画ハイブリッド文学爆誕!

神様、僕は漫画に人生を捧げます。
お金もそんなにいりません。男も女も、大嫌いだから一生誰とも付き合えなくていいです。心が死んでるから幸せにもどうせなれないし、ならなくていいです。なので、僕が十年後も百年後も千年後も誰かに読まれる漫画が描けるようにしてください。僕の思う真実を漫画に閉じ込めて「永遠」にする力をください。

「漫画でイけ」
売れない漫画家のツグミは、人気作家・蛇川の紹介で「売れる漫画のロジック」を語る編集者・野分と出会う。彼に導かれ、漫画家として再起を賭けていくが……

「僕の血」
出版社のライツ部に勤めながら、漫画を描いている主人公・鳩山。原作者の凄まじい執念に翻弄される一方、編集者・半本との出会いによって創作人生が大きく揺さぶられていく。


【目次】

内容説明

神様、僕は漫画に人生を捧げます。お金もそんなにいりません。男も女も、大嫌いだから一生誰とも付き合えなくていいです。心が死んでるから、幸せにもどうせなれないし、ならなくていいです。なので、僕が十年後も百年後も千年後も誰かに読まれる漫画が描けるようにしてください。僕の思う真実を漫画に閉じ込めて「永遠」にする力をください。『東京最低最悪最高!』『二月に殺して桜に埋める』の漫画家・鳥トマトによる、小説×漫画ハイブリッド文学爆誕!

著者等紹介

鳥トマト[トリトマト]
1992年生まれ、福岡県出身。一橋大学卒業。出版社にてライセンス営業職を経て、現在漫画家として活動。2026年8月、本作『漫画でイけ』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

fabi@第一芸人文芸部

7
脳汁がドバドバ。何かを表現したことがある人、何かに狂ったことがある人には、間違いなく刺さる傑作だと思う。特に後半、ツグミと野分が居酒屋でガチでぶつかり合うシーンからがエグい。編集者ではなく人間・野分とはじめて対峙し、色々と気がついていくことで、自分の書きたい漫画が確立していくシーンに感動を覚える。それと同時に、感情の階段を一段ずつ登り、ツグミが自分の本心を悟ることで、狂気の深淵まで連れて行ってくれた。ラストもお見事。自分も創作物を整理しているエクセルのヘッダーに『狂え!!』と書いているので嬉しくなったよ。2026/09/17

ぴよ(toyoneko)

1
「漫画でイけ」「僕の血」の二作品が収録されている。いずれも漫画家が主人公で、編集者との関係性を描く作品ではあるんだけど、方向性はまるで違う。「僕の血」は、創作における暗い怒りをひたすらに書き殴ったよう作品。辛い。 一方「漫画でイけ」は創作における喜びを綴った作品。個人的には「漫画でイけ」の方がずっと好き。特に、物語終盤の、傲慢で自分勝手で、挙句に無敵の人と化してしまっている、売れないくせに漫画の才能は有り余っている糞サブカル漫画家(主人公)の独白が心に刺さりすぎて、もうたまらない。傑作だと思う2026/08/23

ねむるこ

0
漫画家を主人公にした作品が2作品収録され、短編漫画も読める作品。漫画を描くことに快感を覚えるという感覚は恐らく漫画家にしかないものだろうと思った。クリエイターが常に胸の内に秘めているであろう問題、「なぜ描くのか」について作者が苦しみ、もがきながら出したアンサーに心打たれた。決して綺麗なものでもかっこいいものではない。嘘のない泥の中から見つけ出したような言葉たちは読んでいて気持ちいい。編集者との歪な関係も関係者にしかわからないであろう空気感が伝わってきて面白かった。2026/10/01

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