豆は煮えたか

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豆は煮えたか

  • 朝井 まかて【著】
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  • 文藝春秋(2026/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163920894
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

 深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。彼女は、人の掌に触れると、その人の「人生の束の間が観える」という不思議な力を持っています。悩みを抱えた人々が「豆は煮えたか」という符牒を合図に彼女を訪れ、その不思議な力に導かれていきます。お玉自身も、悲しい事故で夫を失っています。お玉をはじめ、人知れず特別な力を持つ者たちが織りなす連作短編集です。

 ささげやの女将お玉は、名物の豆餅を売る水茶屋を営んでいます。しかし、彼女にはもう一つの顔がありました。訪れる客の掌に触れることで、その人の未来を垣間見る力。それは本人が望んだものではなく、彼女自身も「あまり気の進む生業ではない」と感じています。

 しかし、夫と営んでいたささげやの名物、豆餅をお玉はどうしても上手くつくることができません。女の腕で餅をついても目指すものはできず、小豆を煮ても火加減、塩加減、砂糖の加減までまるで見当違いで、恋しい味にならないのです。客の評判も下がるいっぽうで、どのみち来ない客を待つならと、気が進まないながらも求められると占いをしています。

 あるとき、親の決めた縁談と想い人との間で悩む娘、おこうが店を訪れます(「豆は煮えたか」)。お玉の力は、ただ未来を告げるだけでなく、相談者が自らの足で幸せな道を選ぶための、ささやかな道標となっていきます。

 本作の魅力は、お玉だけにとどまりません。物語が進むにつれて、それぞれ異なる不思議な力を持つ人物たちが登場し、彼らの運命が交錯していきます。不思議な力を通して描かれるのは、懸命に生きる人々の姿であり、彼らを支える温かな人の縁。登場人物たちが紡ぐ優しさに触れるたび、心がじんわりと温かくなる。読み終えた後、ささげやの豆餅が食べたくなるような、滋味深い一冊です。


【目次】

豆は煮えたか
身のほど知らず
いつ咲く
雲隠れ
宝引き
くらぶ者なき

内容説明

深川の水茶屋ささげやの女主人お玉。亭主を亡くしてから名物豆餅の味は下がるいっぽう、閑古鳥が鳴く毎日だ。だがお玉には裏の稼業があって、掌を合わせると少し先の未来が見える。占いが目当ての客はひそかに、ある符牒を告げねばならない。―豆は煮えたか。やがて、ささげやには行き暮れた人々が集まる。博打で身を持ち崩した若者、恵まれた生まれ育ちでありながら自信が無い五代目、自分のことは占えない易者、勘が鋭いせいで仲間にハブられる娘、そしてお玉のように不思議な力を持つ者たち。人生って、今日も未来も一筋縄では行かない!

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し『実さえ花さえ』でデビュー。14年『恋歌』で直木賞、『阿蘭陀西鶴』で織田作之助賞、16年『眩』で中山義秀文学賞、17年『福袋』で舟橋聖一文学賞、18年『雲上雲下』で中央公論文芸賞、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、19年に大阪文化賞、20年『グッドバイ』で親鸞賞、21年『類』で芸術選奨文部科学大臣賞と柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

59
豆餅が評判?の水茶屋の店主お玉さんの裏稼業の符牒は「豆は煮えたか?」。占いに見せかけて、実は彼女は他人の少し先の未来が見える人。いろんな人がこっそり観てもらいにやって来る。そのうちに勘の鋭い若い女や他人の不安を吸い取る女性なども現れて…いつの間にか彼女のまわりには強い絆で結ばれた人の輪ができていた。水茶屋に転がり込んだ訳あり気な若い男を何も言わずに引き受けるお玉さんだもの。豆餅の評判も戻って万事好し♪ふんわり楽しめました。2026/04/27

タイ子

55
まかてさんの世界。優しくて、強くて、生きる力が文章にある。物語は深川にある水茶屋「ささげや」のおかみ・お玉を中心にそこに集まる人たちを描いたもの。それだけならよくある小説になるが、一味違うところに面白さがある。お玉の夫はある事で急死、さて店を続けるにはお玉には豆餅を作る才がない。味が落ちると客も引く。ただ、お玉には知る人ぞ知る不思議な力があった。そこで登場するのが「豆は煮えたか」。そして、あれよあれよと集まる繋がる縁と絆。特に好きなのは「雲隠れ」、ジワリと滲むものがある。いつまでも浸っていたい作品。2026/05/04

チーママ

38
悩みごとがあったり決断を迫られたときに占い師を頼りたくなる気持ちははよくわかる。水茶屋を営むお玉は人の人生の少し先が見える人。噂を耳にした人々は彼女のもとを訪れ、ある合言葉を交わしてから思いのたけを語るのだったが…。前に出ていた人が次の話に相談者として登場する連作短編集なので、次の話には誰が出てくるのかと楽しみだった。まかてさんを知ったのはアンソロ。洗練された作風と巧みな人物造形に心惹かれた。いつかまた読みたいと思っていたが、占いという面白い題材で再び読むことができて嬉しい。他の作品も読んでみたい。2026/05/03

nyanco

27
豆餅が評判だった「ささげや」だが、旦那が亡くなり味音痴のお玉だけとなり閑古鳥が鳴くばかり。しかし「ささげや」には占いの裏家業が 符丁は『豆は煮えたか』 お光は手を握ると5年ほど先の未来が見えてしまう それを占いとして伝えていた 常連の船宿のご隠居夫婦のキャラクターがとても良く、惚けた女房と旦那の関係性がとても良い。町娘、占い師、庭師… 怪我をした男・新次郎が豆餅を作るようになり、店は再び賑わうようになる。→続2026/04/24

LaVieHeart

11
この優しさ、温かさ、好きだ。 時代小説の好きなところは人々が力強く生きている姿と人同士の繋がりの温かさなのだが、朝井まかてさんの作品はいつもどちらも主題のように描かれているのがいい。 てっきり「ささげや」の繁盛記なのかと思って読み始めたけれどそうではなかった。緩やかに長い時が流れていく中、多くの登場人物達が誰かの背中をそっと押して人々を幸せにしていく、そんな幸せの連鎖な物語だった。「因果応報は一筋じゃない」というお玉の言葉は暖かい。人というのはいつでも、誰かとの縁を手繰り寄せながら生きていくのだなぁ。。。2026/04/11

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