陰謀論百物語

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陰謀論百物語

  • 荻原 浩【著】
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  • 文藝春秋(2026/03発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163920818
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

 一国の大統領が突然、近隣国によって連れ去られ、裁かれる。
 国家間ではミサイルが飛び交い、他国への攻撃を想定した大規模演習が行われる……。

 かつてなら、まさかまさか、と笑い飛ばされていたような出来事が次々に現実になる世の中で、もはや陰謀論は「陰謀論」では済まされなくなっているのかもしれません。

 何が本当で、何が嘘なのか。

 収録作「陰謀論百物語」では、?燭を前にずらりと座った高名な”陰謀論者”たちが百物語を繰り広げます。
 曰く、ロシアのウクライナ侵攻には、ホワイトハウスの地下に存在すると言われる「ブラックハウス」が関係している。曰く、スマホの自撮りで顔が長く写るのは、女性に美しくあらねばという意識を植え付ける「ルッキズム推進勢力」(通称:ルキ推)の策略によるものだ。曰く、「人類の月面着陸成功は陰謀である」という陰謀論は、陰謀である……。

 嘘のような陰謀論はしかし、似非陰謀論を広め、世界を混乱させて支配しようとする影の組織が故意に広めているものらしい。それこそが陰謀なのだ、と主張する男まで現れーー

 その他、突如厳しくなったコンプラに戸惑う刑務所帰りのヤクザに、「忖度」を合言葉として村おこしに励む村議会の面々、マスク拒否男改め「ゴネラ」とマスク警察改め「モンクコング」の真剣勝負まで……。
 コロナ禍を前後して書き紡がれた粒ぞろいの全7編、とくとお楽しみください。


【目次】

ハードボイルド・ルール
パスワードを入れてください
サクマ型ロボット2号
ああ美しき忖度の村
陰謀論百物語
モンクコング対ゴネラ2021
戦争過敏シンドローム

内容説明

厳しい法令遵守に戸惑う刑務所帰りのヤクザ、由緒ただしき「忖度村」の村おこしは忖度まみれ、パスワードに次ぐパスワード…どいつもこいつもどうしちまったんだ。7つの現代奇譚。

著者等紹介

荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木三十五賞、24年『笑う森』で中央公論文芸賞受賞。20年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

54
荻原 浩は、新作をコンスタントに読んでいるさいたま地元作家です。タイトルからイメージした内容(百物語連作短編集)と異なりましたが、ユーモラスでバラエティに富んだ短編集で、楽しめました。 オススメは、表題作『陰謀論百物語』&『戦争過敏シンドローム』です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639208182026/04/28

pen 

28
ちょっと面倒な事案を皮肉ったシュールな短編集。荻原さんの長編の重厚さを期待すると肩透かしを食ってしまうけど楽しめた。懲役開けのヤクザを襲うコンプラの嵐を描いた「ハードボイルド・ルール」そうなんだよ 英数字、一個は大文字で、記号も入れてね」忘れるし、ロックする回数早っと あるあるの「パスワードを入れてください」などの他、陰謀論 忖度 コロナ過をテーマに、緩い荻原節が炸裂。お気に入りは、不登校支援の一環としてロボットが代わりに出席する「サクマ型ロボット2号」虐めにあっていた息子の為の復讐劇がブラック過ぎた。2026/04/17

nyanco

27
荻原さんのブラックな短編集。①陰謀論百物語 ②ハードボイルド・ルール お勤めから戻ってきた極道 久しぶりのシャバの様子がオカシイ 禁煙禁煙、交通ルール順守、戸惑うヤクザ、ラストの一言が効いてる ③サクマ型ロボット2号 不登校19万人 17人にひとり 不登校支援はロボットによる登校で本人は自宅に ロボットになって戻ってきた佐久間君の攻防が見事 戻ってきた中身が切ない ④パスワードを入れてください 私もパスワード手帳作らなきゃ というお年頃 223年前のETとの約束が気になる →続2026/04/23

そうたそ

11
★★★☆☆ 陰謀論、コロナ禍、パスワード、忖度。昨今の時代、世を騒がせる様々なものをテーマに皮肉とユーモアを交えて描く短編集。長編が続いていた中で、久々に著者らしい短編を味わえた気がする。切れ味は鋭いが、ブラックというほどではない。どこか著者らしい優しさも感じさせる作品が揃う。表題作も陰謀論というテーマだけに期待したが、思ったよりはどれもあっさりしていた印象。2026/04/11

toshi

8
荻原浩の久しぶりの新作は世の中の不条理をシュールに描いた皮肉いっぱいの短編集。 荻原浩だと言う期待値が大きすぎたせいか、内容はイマイチ。 とは言っても荻原浩にしては・・というレベル。 中では「モンクコング対ゴネラ2021」が良かった。2026/04/05

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